ビジネスの特徴
翻訳業とは、一般的にある言語で表現された文書を他の言語になおすサービスを提供することで報酬をえるビジネスです。英語などで記述された契約書、説明書などを日本語以外の他言語に訳して文書として納品するようなビジネスを指します。分野としては、主にビジネスシーンで活用される「産業翻訳」、映画など映像コンテンツを扱う「映像翻訳」、洋書の和訳などを担う「出版翻訳」に大別され、とりわけ「産業翻訳」のニーズが高くあります。料金価格体系は「訳文」ないし「原文」の文字量を基準とした出来高になります。相場目安としては、日本語から英語への翻訳は和文原稿一文字あたり20~30円といった水準となっています。
市場トレンド
(1)翻訳・通訳の国内市場は堅調
日本企業の国際化、製造業の海外移転、知的財産保護のための国際特許出願件数の増大、コンテンツのボーダレス化など様々な要因により翻訳業務の需要は拡大。AI技術を駆使した機械翻訳の精度は高まっています。その翻訳結果の編集、確認需要を取り込むに至っており、全体としてネガティブな要因とはなっていません。
(2)小~中規模企業の事業者が中心
クラウドソーシングサイトなどに登録するフリーランスの翻訳者も多くいます。このことから人的ネットワークに依存した受発注が多い業界特性があります。そのため、人脈に加え高い翻訳技術を備えていればフリ—ランスでも単価の高い案件を顧客より直接得ることが可能となっています。
(3)競争を生き抜く専門性、独自性が重視
日本国内のみでなく、海外業者を含めた競争となっており高い専門性、独自性が求められています。具体的には、翻訳言語として過半を占める英語、中国語、ドイツ語ではない言語を扱うほか、産業技術、医療、法律・契約、学術、文芸などの特定領域を専門にするなどといった特色が必要となります。
開業形態
➀個人事業主
②法人の設立
許認可
翻訳業を開業するにあたって法的には資格、手続きなどは必要としません。一般的な開業手続きとして、必要に応じ、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きを行うことが挙げられます。
開業ステップ
①事業計画の立案
②資金調達
➂事務所の決定
④広告宣伝
➄開業
開業資金
個人で独立する場合は社内翻訳スタッフから独立し、事務所を構えるために必要な資金としては約200~300万円となります。
会社設立
翻訳業は個人事業でも行えますが会社を設立するという選択肢もあります。規模が大きくなり多店舗展開をする場合や取引先との信頼関係を作りたい場合には、会社を設立することで大きなメリットを得られる可能性があります。では、会社の設立はどのように行うのでしょうか。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
①申請書類の作成
※申請書類は都庁で購入できます。
②免許申請
※申請書類を都庁の管轄部署に提出します。
③審査
④許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業にあたって、事業計画書は細かく作りこむことが重要です。まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして作成してみてください。
以下のリンクからダウンロードできます。
最後に
以上が翻訳業として開業する際の全体像になります。
最後まで見てくださったみなさんはこう感じたのではないでしょうか?
最初の集客が難しそう、大手との対抗手段がない…
翻訳業で独立し、収益を上げてくためには綿密な事業計画書が必須になります。
ここまで聞くと翻訳業は考えることが多く、難しいと考えるかもしれません。
しかしながら‼
弊社には、税理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、元金融機関の営業担当、補助金コンサルタントといった幅広い専門家が在籍しているため、みなさんの不安を解決することができます。
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