北海道信用保証協会の魅力的な保証制度
北海道信用保証協会は、地域の中小企業を支えるために多様な保証制度を提供しています。特に特別推せん保証（スーパー130）は、金融機関が推せんする中小企業者に対し、事業資金の保証を行うことで、金融の円滑化を図ることを目的としています。
特別推せん保証（スーパー130）の詳細
この制度は、道内に事業所を有し、純資産額が1億円以上の法人を対象としています。また、以下の要件を満たすことが必要です。
- 申込金融機関である主力もしくは準主力の金融機関本支店長からの推せんがあること
- 申込直前の決算において、以下➀または➁のいずれか1項目および➂または➃のいずれか1項目を充足すること
- ➀自己資本比率が15％以上であること
- ➁純資産倍率が2.0倍以上であること
- ➂使用総資本事業利益率が5％以上であること
- ➃インタレスト・カバレッジ・レーシオが2.0倍以上であること
- 申込直前の決算において、経常利益・当期利益ともに利益計上し、繰越欠損金がなく、減価償却を不足なく実施していること
保証限度額は1億3,000万円で、運転資金・設備資金に利用可能です。ただし、旧債返済資金や不動産取得資金は対象外です。
返済方法と条件
返済方法は一括返済または分割返済が選べ、保証期間は一括返済で1年以上3年以内、分割返済で1年以上7年以内（据置期間は1年以内）です。担保は不要ですが、保証人が必要となる場合があります。
利用しやすい保証料率
保証料率は基準保証料率から一律20％割引されており、利用者にとって非常に魅力的です。
まとめ
北海道信用保証協会の特別推せん保証（スーパー130）は、地域の中小企業にとって非常に有用な制度です。ぜひこの機会に利用を検討してみてください。
融資の手続きって何から始めればいいの？といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
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この記事を書いた人
小峰精公／Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫／Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫（旧国民金融公庫）に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。
