
ChatGPT×事業計画書についての注意点
ChatGPTと事業計画書
今回は、ChatGPT×事業計画書について解説していきます。ここ数ヶ月ChatGPTに関する話題が絶えません。そのうえで事業計画書などにも容易に転用できてしまいますが注意が必要です。簡単にですが注意すべき点をお伝えします。
ChatGPTを活用した内容だけではあまり意味がない
ChatGPTを利用した事業計画書はもしかしたら素晴らしいものになると思います。しかしながら、事業計画書の内容とご自身のステータスが比例しているかどうかが重要です。融資担当者は提出した事業計画書もきちんと目を通しますが、最終的には本人と面談をして記載している内容を実行できるのかどうかを判断します。あくまで最後は人を見て判断します。
受け売りの内容より自分が経験した内容の方が刺さる
融資審査の重要なポイントとしては、数年先の未来にスケールしていく計画よりは足元の1~2年どのように推移していくかが肝心です。足元の売上が上がるかどうかの判断材料のひとつには、その人がどのような経験をしてきたのかが挙げられます。起業して売上を上げていくには営業はもちろんのこと、マーケティングなど様々な手法を駆使していく必要があります。そこで今までに経験してきたことが、起業後にどう活きてくるのかがとても大事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今後有効活用する場面が増えるかもしれませんが、融資審査はあくまで最後は人による判断です。今回の内容は覚えていただき、くれぐれも注意してください。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。