税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです

コラム

いまさら聞けない「ペルソナ」ってなに?──顧客像を具体化し事業の精度を高める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いまさら聞けない「ペルソナ」ってなに?──顧客像を具体化して事業の精度を高める教科書

「ペルソナ」という言葉、マーケティングや商品企画ではよく使われますが、「なんとなくはわかるけど、具体的にどう活かせばいいの?」という方も少なくありません。実は、ペルソナ設計は「誰に届けるか」を明確にし、商品・サービス・接点の質を高めるために、とても大切な“地図”になります。本記事では、初心者にもわかりやすく実務で使える形で整理し、ご紹介します。


① ペルソナとは?

マーケティング用語としてのペルソナとは、「自社の商品・サービスを届けたい“理想のお客様の具体像”」です。年齢や性別といった基本情報だけでなく、生活スタイル・価値観・悩み・行動パターン・情報接点などを鮮明に描きます。その人物を「一人の人間のよう」に扱い、事業全体をその人に向けて設計していくアプローチです。


② なぜペルソナが必要なのか?

A. メッセージが伝わりやすくなる

「40代共働きママにどう響くか」「創業3年目社長が欲しい情報は何か」…と考えることで、伝え方・言葉遣い・販売チャネルを正しく選べるようになります。

B. 商品・サービスが顧客視点に近づく

「この人にとって本当に使いやすいか?」を基準に設計でき、顧客満足度やリピート率が高まりやすくなります

C. 無駄な試行を減らせる

不特定多数に向けて試すよりも、仮説が明確なので改善ポイントが見つけやすく、効率的なPDCAが回せます


③ ペルソナの要素

以下のような項目で具体化します:

  • 基本情報:年齢、性別、家族構成、居住地、職業、年収など

  • 生活背景:趣味、ライフスタイル、価値観、1日の行動パターン

  • 課題・悩み:仕事・家庭・健康・時間・お金・人間関係など

  • ニーズ:求めている解決策、理想の状態

  • 接点/媒体:普段見るメディア、SNS、イベント情報など

  • 購買行動・意思決定要因:価格・品質・安心感・口コミの重視ポイント


④ ペルソナ設計のステップ

ステップ1:仮説のペルソナを立てる

いきなり完璧でなくOK!「30代子育てママで週末はSNSでレシピを探す人」など仮設作りから始めます。

ステップ2:顧客や見込み客にヒアリング

実際の声を聞き、「本当にそう感じているのか」を確認。インタビュー・アンケート・ヒアリング情報を活用します。

ステップ3:データで裏付け

性別・年齢層などに偏りがないか確認。SNS分析・アクセス解析などで行動傾向をチェック。

ステップ4:プロファイルを詳細に設計

得られた情報を基に架空の人物像をまとめ、名前・写真・簡単なプロフィールをつけると分かりやすくなります

ステップ5:プロダクト・導線設計に適用

  • Webサイト・LPの文言設定

  • 商品仕様や価格帯の見直し

  • 接客や営業トークのトーン

  • 広告媒体や導線の選定

  • 発信するメディア(SNSなど)の選定

など、ペルソナに向かって設計していきます。


⑤ ペルソナ導入のメリットと注意点

メリット

  • 顧客理解が深まる

  • チームの共通認識を構築しやすい

  • PDCAサイクルの改善精度が高まる

注意点

  • 複数ペルソナに分けすぎない:基本1〜2人+非優先層でもOK

  • 古い情報のペルソナにはしない:半年に1回の見直しを

  • 勝手に想像しすぎない:なるべく実データで検証すべき


⑥ 実務で使うペルソナ活用法

A. 初期の集客導線設計

ペルソナがいる場所に広告や記事を出す。たとえば子育てママ向けならInstagram・ママ向けメディアに掲載。

B. 企画や商品開発に落とし込む

「忙しいママが電子レンジでもふわふわパンを食べたい」を軸に、スチーム性がある商品を開発する。

C. チーム共有用テンプレート作成

会議や提案資料でペルソナ像を決め手として使えば論点がブレず、共通理解が早くなります。

D. 広告クリエイティブに反映

特定の名前・属性を想起する文言を使い、「まるでこの人に話しかけているように」伝えられる広告が作れます。


✅まとめ:ペルソナは“選ばれるための羅針盤”

ペルソナ設計は、「誰に・どんな価値を・どう届けるか」を迷わず考えるための強力なフレームワークです。最初は仮説からでもOK。大事なのは“実際の顧客の声”を聞いて、リアルに近づけ続けることです。

決して難しいものではありませんが、「自分のビジネスに当てはまるペルソナを作りたい」という相談があれば、いつでもお気軽にご連絡ください。あなたの「想いを届ける」戦略設計を全力でお手伝いいたします!


【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

関連記事

爆アゲ税理士の起業経営チャンネル

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
インボイス・電子帳簿保存法 Q&A
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
V-Spiritsグループ Instagram
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX