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コラム

【現金の意味合いと選択肢について】

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中小企業経営にとって大事なもの2つ。

それは、、、

  • 現金!
  • 選択肢!

 

現金はいうまでもなく最強です。

現金があれば毎月の資金繰りに窮することはないし、思ったときに必要な設備投資がポンッと出来ます。社長様がストレスから解放される特効薬と言ってもいいでしょう。

 

次に選択肢。

常に「選べる立場」をキープしておくことです。

あれが買えないとか、この融資が使えないとか、この設備が入れられない、この広告が打てないなど、Aが出来ないから仕方なしにBを選ぶという消極的な選択を回避することです。

選択肢を増やす最強のツールが現金であり、次点が信用でしょう。

 

今回はそんなお話です。

 

大事なものは現金だ!なんて、経営者の方からしたら当たり前の話ですよね。

それが出来たら苦労はないと。

しかし、この「現金」、実は少しクセモノで、何も自己資金でなくても良いのです。

金融機関から見て、お金に色はありません。

支払いを受ける側からすれば、そのお金が自己資金なのか借入金なのかなんてどうでもいいのです。

ちゃんと満額支払ってくれればいいのです。

 

しかし、日本では借金を悪と考える方もいます。事実、無借金経営を誇りに謳っている企業もあります。もちろん、それはそれでスゴいです。

ただ、私から見るとやや勿体ないと思ってしまいます。

何故ならば、会社にとって大事な「現金」と「選択肢」を得るチャンスを逸しているからです。

 

例えば、

A企業 期末の現金残高3,000万円 、 期末の借入金0万円(無借金経営!)

B企業 期末の現金残高3億3,000万円 、 期末の借入金3億円

この2企業はともに純資産が3,000万円となり、体力としては同じです。

 

何となくB企業の方が大きな借金を背負っていて息苦しそう、3億円の現金があるなら半分くらい返しちゃえば?なんて反応もありそうですね。

 

では、冒頭に戻りましょう。

中小企業経営にとって大事なもの2つ。それは現金!と選択肢!でしたね。

さぁ、上記のAB企業を見比べて、選択肢が多いのはどちらでしょうか?

選択肢を増やす最強のツールが「現金」なのですから、当然B企業の方は選択肢が圧倒的に多いことになります。

現金量は10倍の差しかありませんが、恐らく選択肢の数が数百倍は違うはずです。

 

借金は悪いことのように思えますが、大事なもの2つ、現金と選択肢を増やすための前向きなお借入れを検討してみても良いのではないのでしょうか?

 

 

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