
合同会社に強い税理士が、あなたの起業をグッと近道にする理由
起業を志す方にとって、「会社の形態をどうするか?」というのは、最初の大きなハードルです。
株式会社、合同会社、個人事業主……どれが自分に合っているのか、迷う方も多いのではないでしょうか。
ズバリ言います。もしあなたが初めての起業で、コストを抑えつつも、
きちんとした法人格を持ちたいとお考えなら、「合同会社(LLC)」という選択肢はとても有力です。
しかし、ここで注意点。合同会社は設立手続きも安価で、運営も柔軟な反面、
仕組みが分かりにくい部分も多く、思わぬ落とし穴が待っていることもあるのです。
だからこそ、合同会社に強い税理士のサポートが欠かせないのです。
■合同会社のここがスゴイ!けれど……
合同会社は2006年の会社法施行により誕生した比較的新しい法人形態です。
設立費用は株式会社の半額程度、登記後の維持コストも低く、意思決定もフレキシブル。
まさに、個人と法人の「いいとこ取り」のような仕組みです。
特に、以下のような方にはピッタリです。
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一人または家族と少人数で事業を始めたい
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自由な経営体制を重視したい
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将来的に役員報酬の調整など税務戦略を取りたい
しかし、見方を変えれば、その「自由さ」が、時にトラブルの火種にもなります。
■合同会社でよくある“見落としがちな”ポイント
例えば、合同会社では「定款の自由度が高い」ことが魅力です。
でも、それゆえに、定款の書き方によっては、利益配分のルールで揉めることも……。
また、出資者同士の責任関係や税務上の取り扱いにも注意が必要です。
さらに、合同会社は株式会社より社会的信用が劣ると思われがち。
取引先との関係を構築するうえで、見せ方を工夫する必要があります。
これらの落とし穴を未然に防ぐためにも、合同会社に精通した税理士の力が不可欠です。
■合同会社の支援が得意な税理士はココが違う!
では、「合同会社に強い税理士」とは、どんな税理士でしょうか?
ズバリ、「会社設立から資金調達、節税設計まで一気通貫でサポートできる」税理士です。
筆者も、毎年200件以上の起業相談を受け、「まるごと起業支援」
の一環として合同会社設立を数多く支援してきました。
その中で気づいたのは、「税務だけでなく、法務・労務・融資の知識を横断的に持つこと」が、
合同会社の支援において極めて重要だということ。
たとえば、
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創業融資で「代表者への報酬設計」と「利益予測」をリンクさせる
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出資比率と役員報酬をうまく調整して節税効果を最大化
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補助金・助成金を上手に活用し、実質コストを抑える
など、実務的なノウハウを総動員しなければ、合同会社の強みを最大限に生かせません。
■合同会社で起業する際の「創業融資」も得意な税理士に相談を!
合同会社の設立と同時に検討したいのが「創業融資」です。
なぜなら、会社を設立しても、運転資金がなければビジネスはすぐに立ち行かなくなるからです。
創業融資の申請では、「どんな会社形態か」よりも、
「ビジネスモデルの実現性」や「事業計画の説得力」、「代表者の自己資金」などが重視されます。
だからこそ、創業融資にも明るい税理士の存在が大きな意味を持つのです。
■税理士だからできる「設立後」の強力サポート
合同会社は、設立後の税務対応にも気を配る必要があります。
具体的には、「青色申告の承認申請」「消費税の届出」「源泉所得税の納期の特例の申請」など、
スタート時に提出する各種届出が山のようにあります。
これを一つひとつ忘れずに処理していくのは、
はじめて起業する方にはなかなかハードルが高い作業です。
合同会社に強い税理士であれば、こうした届出の内容や提出時期を正確に把握し、
スムーズに処理してくれます。
結果として、税務リスクを減らし、手間を省き、本業に集中できるようになるのです。
■「事業を大きくするための」合同会社という選択
最近では、フリーランスから法人化する方や、
副業から本業化へとステップアップする方の間でも、
合同会社を選ぶ動きが活発になっています。
特に、報酬を自由に設計できる、複数人で出資し合ってスタートできる、
事業の成長に応じて株式会社への組織変更もしやすい
——こういった柔軟性が評価されているのです。
ただし、こうした柔軟性を「正しく活かす」には、税務・法務の知識がセットで求められます。
まさに、合同会社の可能性を最大限に引き出せるかどうかは、
支援する専門家の力量にかかっているといっても過言ではありません。
■あなたの起業を、「合同会社に強い税理士」と一緒に成功へ
もし、あなたがこれから合同会社を設立しようとしているなら、
単なる「設立代行」だけのサービスではもったいないです。
合同会社はその仕組みが柔軟な分、最初の設計と、その後の運用が肝心です。
会社設立、資金調達、節税設計、社会保険、許認可までワンストップで支援できる税理士なら、
あなたのビジネスの未来を一緒に描きながら、最短ルートでの成長をサポートできます。
「自分に最適な会社形態は?」「どんな補助金が使える?」
「融資はいくら借りられる?」など、
気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
■おわりに 〜あなたの挑戦に、万全の体制で伴走します〜
起業は人生の大きなチャレンジです。
特に合同会社という選択肢は、うまく活かせば、柔軟でスピーディな成長が望める一方で、
初期の設計を誤ると、あとで大きな修正が必要になることもあります。
だからこそ、最初の一歩から「合同会社の支援に強い税理士」に相談することが、成功への近道です。
「自分に合った会社形態が分からない」「設立の手続きが不安」
「資金調達や節税も視野に入れたい」——
そんな悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。
あなたの夢の実現を、税務・法務・資金のプロがしっかりと支えます。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。