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是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
創業融資のリアル:信用金庫出身のプロが語る銀行の違いと借入のポイント
はじめに
こんにちは。税理士・行政書士・中小企業診断士の中野裕哲です。
起業を考えている方からよくいただくご相談の一つが、**「創業時にどの銀行から資金を借りるべきか?」**というテーマです。
周りの先輩起業家からは「借りたほうがいいよ」「いや無理に借りなくてもいいよ」と意見が分かれ、結局どう判断すればいいのか迷ってしまう方が多いんですね。
今回の記事では、元信用金庫勤務10年の金融スペシャリストとの対談内容をベースに、創業融資に関するリアルな情報を分かりやすく整理しました。
動画を見たくなるようなサマリに仕立てていますので、ぜひ最後までご覧ください。
銀行にはいろんな種類がある:その違いとは?
メガバンク
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全国に支店を構え、上場企業や大企業を中心に取引
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数百億円規模の融資案件も扱う
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小規模な創業案件にはそもそも対応しないケースも多い
地方銀行
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都道府県単位で展開し、地域の中堅・中小企業を支える存在
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メガバンクほどのスケールはないが、地元企業には手厚い
信用金庫・信用組合
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市町村レベルで地域に密着
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創業したばかりの小規模事業者や中小零細企業を積極的に支援
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起業家にとって一番身近で頼りやすい金融機関
政府系金融機関(例:日本政策金融公庫)
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預金口座は作れないが、創業時の資金調達の強力な味方
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無担保・無保証で借りられるケースも多い
👉 つまり「どの銀行が一番いい」ではなく、自分の事業規模・ステージ・地域性に合った銀行を選ぶことが大切なんです。
創業時におすすめの銀行は?
結論から言うと、創業時の融資は信用金庫や日本政策金融公庫がベターです。
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信用金庫:地域密着で柔軟な対応をしてくれる
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日本政策金融公庫:創業者向け制度が豊富で、審査のポイントも分かりやすい
逆にメガバンクに「創業資金として300万円貸してください」とお願いしても、まず相手にされません。
それは「冷たい」からではなく、そもそも役割が違うからなんですね。
「いくら借りられるのか?」という永遠の疑問
起業家が最も気になるのはここですよね。
しかし、創業融資に「一律の金額上限」は存在しません。
借りられる金額は以下の要素によって変わります。
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自己資金の額
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経営者の経歴・経験
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事業計画の具体性
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起業する業種・ビジネスモデル
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家族の協力体制などの属性
例えば同じ「飲食店開業」でも、自己資金500万円を持つ人と、ゼロの人では借りられる金額が全く違います。
つまり、「制度上は1000万円まで」とあっても、実際に借りられるかどうかはケースバイケースなんです。
銀行の選び方:自分の規模に合った相手を探す
創業融資を申し込む際には「規模感に合った銀行」を選ぶのが鉄則です。
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小規模・零細企業の創業 → 信用金庫や公庫
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中規模以上を狙う事業 → 地方銀行
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数十億円単位のスケール → メガバンク
このマッチングを間違えると、門前払いを食らったり、「なぜ断られたのか?」と落ち込む原因になってしまいます。
創業融資のリアルなアドバイス
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借りられる金額に一喜一憂するのではなく、自分が借りられるラインを把握することが大切
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信用金庫や日本政策金融公庫をうまく使い分けることで、最初の一歩を踏み出しやすくなる
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「小さく借りて実績を積み、次につなげる」という戦略も有効
まとめ
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銀行には種類ごとに役割がある。創業時は信用金庫や公庫がベター
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借入可能額は「制度」ではなく「属性・計画・経験」で変わる
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メガバンクに断られても「冷たい」のではなく「役割が違うだけ」
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大切なのは「いくら借りられるか」ではなく「自分がいくら借りられるか」を知ること
動画ではさらに「創業時の銀行の使い分け」「実際の融資現場での裏話」についても詳しく解説しています。
起業準備中の方は、ぜひ本編をご覧ください。
フリーダイヤル tel:0120-335-523