
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
PM理論で学ぶリーダーシップの本質
~結果も人間関係も両立できる理想のリーダーを目指す~
はじめに
会社やチームの成果を左右する最大の要素は「リーダーシップ」です。
しかし、「結果を出すリーダー」と「人間関係が良いリーダー」は必ずしも同じではありません。
日本の経営学者・三隅二不二(みすみじゅうじ)先生が提唱したPM理論は、リーダーの特性を「結果を出す力(P機能)」と「人間関係を維持する力(M機能)」の2軸で分析します。
この理論を知ることで、自分のリーダーとしての現状や、理想の姿への成長ステップが見えてきます。
PM理論とは?
2つの機能
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P機能(Performance)
目標を達成し、成果を出す力。数字や業績に直結する能力です。 -
M機能(Maintenance)
チームの人間関係を円滑にし、組織を維持する力。モチベーションや定着率に関わります。
4つのタイプ
PM理論では、PとMの高低を組み合わせてリーダーを4つに分類します。
1. pm型(PもMも低い)
成果も人間関係も弱い状態。
改善の方向を明確にし、まずどちらを優先的に伸ばすか決める必要があります。
2. pM型(M高・P低)
人間関係は良好だが、業績は伸び悩むタイプ。
「いい人」で終わらず、目標達成力を強化する必要があります。
3. Pm型(P高・M低)
結果は出すが、人間関係構築が苦手なタイプ。
短期的には成果が出ても、部下が離れてしまうリスクがあります。
4. PM型(P高・M高)
理想的なリーダー像。
成果と人間関係を両立し、組織を長期的に成長させます。
自分のタイプを知る重要性
「私はPM型です!」と胸を張って言える人は少ないもの。
実際、部長やマネージャー職を見ると、
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数字至上主義で部下が疲弊するタイプ(Pm型)
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愛されるが成果が伴わないタイプ(pM型)
など、偏ったバランスの人が多く見られます。
中小企業経営者が直面する課題
Pに偏りすぎると…
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人材が定着しない
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組織拡大が難しい
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パワハラやモチベーション低下のリスク
Mに偏りすぎると…
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数字が伸びず事業が安定しない
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「仲良しクラブ」化して競争力が低下
理想のPM型を目指すために
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現状の自己診断
自分はどの象限にいるか客観的に判断する。 -
不足している機能の強化
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P不足:目標設定力・戦略構築・数字管理の強化
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M不足:面談・傾聴・フォローアップの習慣化
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世代間ギャップの理解
若手社員は理由や背景の説明を重視します。昭和的な「根性論」だけではついてきません。 -
人材不足時代への対応
離職は経営に直結する問題。M機能を高めて人材流出を防ぎましょう。
実例から学ぶ
ある飲食店経営者は、新店舗オープンの準備は整っているのに、人が足りず昼営業ができないという課題を抱えていました。
このような人材不足は、単に採用の問題ではなく、「働きたい」と思わせるM機能の不足が背景にあることも多いのです。
まとめ
PM理論は単なる学問ではなく、実務にも直結するリーダー育成の指針です。
数字だけを追うのでも、仲良しだけを目指すのでもなく、成果と人間関係の両輪を意識することが、これからの時代のリーダーには求められます。
動画では、このPM理論をさらに具体的な事例や図解を交えて解説しています。自分のタイプを診断し、理想のPM型へ近づくヒントを得られますので、ぜひご覧ください。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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