予約保証制度の魅力
突然の資金需要に備えるための予約保証制度をご存知ですか?この制度を利用することで、将来の不測の事態に備え、事業を安定的に継続することが可能になります。
制度の概要
予約保証制度は、あらかじめ保証付融資の利用を予約することで、将来の一時的かつ緊急的な資金需要に備えることができる制度です。保証限度額は2,000万円で、小口零細企業保証を併用する場合は500万円となります。資金使途は事業資金で、保証期間は5年以内です。
利用要件
この制度を利用するためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 同一事業の業歴が3年以上あること
- 申込金融機関との与信取引が1年以上あること
- 保証申込直前期の決算における保証料率区分が2~9であること
個人事業者で貸借対照表を作成していない場合や、法人成り後の決算が到来していない場合など、リスクを考慮した信用保証料率区分の算出ができない場合は、本制度はご利用になれません。
貸付中止事由
以下のいずれかに該当する事由が発生した場合は、貸付を中止します。
- 茨城県内で事業を行わなくなったとき
- 延滞や事故報告提出事由が生じたとき
- 信用状況の著しい悪化等により、申込金融機関が融資を行うのが適当でないと判断したとき
- 信用保証協会が金融機関に申し入れを行ったとき
結び
この予約保証制度を活用することで、将来の不測の事態に備え、安心して事業を展開することができます。ぜひこの機会に制度の利用を検討してみてください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。