
融資申込時のヒアリングのポイント
融資を申込みするときには、金融機関の融資担当者からヒアリングを受けます。
実はこのヒアリングとても大事です。聞かれたことにただ答えるだけでは信頼を勝ち取ることはできません。融資申込時のヒアリングのポイントについて説明をします。
① 金融機関担当者は凄いことばかりを聞きたいのではない
往々にして多いのが、優良企業と新規取引ができる、こんな実績があるなど人が聞いたら凄いと感じる話をすれば金融機関は積極的になると考えている方も少なくありません。実際には、良い部分と悪い部分などを含めて知りたいので、良い面ばかりアピールするのもあまりよくありません。
② 隠し事をしていないか
業績が悪化しかけているけども、黙っていればわからないから隠してしまう。どうしても金融機関に対してマイナスのことを言ってしまうと融資がされないと思ってしまうでしょう。金融機関と長く取引をしていこうと思ったら、隠し事をせずにきちんと話すことが信用に繋がります。当然、業績が回復するための道筋を描いて説明ができることが大事です。
③ ヒアリングした内容は上司に報告をする
ヒアリングした内容は担当者で完結せずに、必ず上司や最終決定者に説明をするために行っています。ということは、担当者だけが納得するのではなく、上司や最終決定者が納得するような説明を意識する必要があります。伝言ゲームのように人から人へと話が伝わると少しずつ変化してしまうこともありますので注意しなくてはなりません。
ヒアリングの1回がとても大事
金融機関の担当者からヒアリングをされることは日常的にあることではないので、稀なケースかもしれませんが、その1回がとても大事になりますので意識的に行うことをおすすめします。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。