
おはようございます!毎月21日は「漬物の日」です。
毎年8月21日に名古屋市郊外の萱津神社で「香の物祭」を行っていることに因み、全日本漬物協同組合連合会が制定。
本日は、【銀行員の資質の見極め方(新人・若手・ベテラン編)】についてお伝えいたします。
銀行では得意先に対して担当者を決めていることが大半です。規模で区切るのか地域で区切るのか法人・個人で分けるのかはそれぞれの銀行によって違います。(必ずしも担当がつくとは限りません)
この担当ですが、一言で表すと企業と銀行を繋ぐパイプ役です。実はこの担当者は企業にとって今後取引をする上での障壁となってしまう事もあります。
よくある事例として、融資の相談をしたのに、自分が伝えた内容と全然違う解釈で銀行内部に伝えられていた結果、上司が来て断られる。よくよく話を聞くとお願いした内容とは全くかけ離れて伝わっていた。や、相談したのに1ヶ月も何も回答がない。自分の用事がある時以外来ない。こっちが依頼事をしても忙しいと断られる。といった事例はよく見られます。
反対に、お願いしたらすぐに動いてくれて助かった。1つ質問したら3つの提案をくれて視野が広がって助かる。など、担当者によって大きく変化してきます。
もちろん担当者だけが悪いわけではなく、企業として対策をする必要があります。新人・若手・ベテランと3つのカテゴリーに分けて説明します。
新人営業担当者(入社1~2年目)
- 基本的には業務知識が少ないので、新人営業が自社の担当になった際には必ず上司と面通しをしておくことは必須です。
- 依頼事に対してはフットワーク軽く対応してくれる。新人営業ですと、積極的に訪問できる、又はコミュニケーションが取れる企業は多くありません。
- 話を聞いてあげたり、褒めてあげたりしてあげると比較的訪問してくる傾向にあります。
- 融資を依頼するときには、必ず要点をまとめて伝え、お互いに理解できているか共有が必要。上司に同席してもらうなどの工夫も大切です。
若手営業担当者(20代半ば~30代前半)
- 基本的な仕事は経験しており、自分の成績を上げたいと積極的。自社に本当に必要かを見極め、導入するベネフィットを説明してもらうこと。
- 融資についても積極的に支店長に取り合うが、後ろ向きな案件には消極的になる傾向がある。
- 相談には期限を明確に伝えると効果的。
- 注意点は、専門用語や良いことばかり伝えてくる場合があるため、担当者個人の意見を確認すること。「あなたはどう思うか?」と聞いてみてください。
ベテラン担当者(30代後半)
- 役職に就くケースも多く、積極的に動くことが減る傾向があります。特に面倒な業務依頼には消極的です。
- 融資相談の際、やる気が感じられない場合は、上司や他の行員に巻き込むと効果的です。
- 訪問時に会社や銀行の愚痴をこぼす担当者には注意が必要です。そのような担当者がついた場合は、他行への切替や担当変更を依頼しましょう。
まとめ
以上、新人・若手・ベテラン編をお伝えしました。担当者は企業側で選べない分きちんと理解を深め対応していきたいものですね。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。