
スタートアップ企業でよく使われている言葉について解説します。
スタートアップ企業では自社の位置づけを「シード期」・「アーリー気」などの呼び方をしています。
スタートアップ企業に興味関心や接している方ですとイメージができると思います。
逆に、全くわからない方にとってはまさに専門用語と化しています。
今回は、「シード期」について説明をしたいと思います。
そもそもシード期やアーリー期とは何を表している言葉なのか?
期というくらいなのでそれぞれ区分けがされています。
それぞれ成長段階によって区分けされ、その中でシード期は起業前を指します。
事業計画の作成や、提供するサービスの開発など、起業に向けて本格的に準備する段階です。
この段階は諸費用の支出がとても多いにも関わらず売上、利益ともに上がっていない状況です。
そのため初期費用の調達もきちんと計画的に行わないと資金ショートし継続ができません。
当然、事業の準備段階で実績と社会的信用に乏しいため、資金調達の手段は限られます。
- 自己資金
- 親族からの借入
- 日本政策金融公庫からの融資
- エンジェル投資家やVCから投資を受ける
上記の手段が考えられますが、この段階で数千万円を超える大型調達はなかなか見込めません。
シード期では資金調達以外にも、創業メンバーの確保等行うべきことが満載の段階です。
まとめ
このような段階のことを「シード期」と呼びますので、覚えていただければと思います。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。