
コインランドリー開業ガイド
ビジネスの特徴
コインランドリーは所有する自動洗濯機を利用者にセルフで活用してもらい、利用料金を得るビジネスです。洗濯は日常生活に欠かせないサービスであり、景気にあまり左右されず、一度顧客を獲得すればリピーターを見込みやすい業種です。出店後は運営が容易で維持管理の手間がかからないことや、変形地や狭い土地でも運営が可能であることが特徴です。
市場トレンド
(1)店舗数の増加
女性の社会進出増加に伴い家事に使える時間が少なくなったことから、まとめ洗いができ24時間いつでも利用できるコインランドリーの需要が増加しています。また、広い駐車場を完備した郊外型店舗も増加しています。
(2)他業態店舗との併設
カフェやガソリンスタンドなどの別業態との併設が進んでいます。洗濯の待ち時間に併設されている店舗を利用できるなど、併設する店舗にもメリットがあるため、他業態の店舗と併設されて開業されるケースがよく見られています。
開業形態
- (1)個人事業主
- (2)法人設立
許認可
●「コインオペレーションクリーニング営業施設開業届」
コインランドリーを開業するためには、地域を管轄する保健所に「コインオペレーションクリーニング営業施設開業届」を提出する必要があります。この開業届には、衛生管理責任者や有機溶剤管理責任者の記載が必要です。
また、管轄する保健所や自治体によっては「コインオペレーション営業施設概要」や消防署への届け出が必要になります。
開業資金
コインランドリーの開業に必要な資金は一般的には3,000万円ほど必要です。店舗建築費、設備工事費、機器購入費などの初期費用が大きくかかることが特徴です。立地や規模によっても大きく変化するため、開業する前に必要となる資金について事前に把握することが重要になります。
会社設立
コインランドリーの経営は、個人事業でも行えますが会社を設立するという選択肢もあります。では、会社の設立はどのように行うのでしょうか。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
- ①申請書類の作成
※書類の種類は個人事業主と法人設立の場合で異なります。 - ②申請
※申請書類を都道府県税務署等に提出します。 - ③審査
- ④許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
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収益モデル
開業にあたっては、店舗の立地や業態、規模などの特性を踏まえて、売上の見通しを立てる必要があります。
最後に
以上がコインランドリーを開業する際の全体像になります。
洗濯機器の高性能化に伴い、洗濯・乾燥という基本的な機能では差を見出しにくくなっているため、サービス面でいかに差別化を図るかが重要になります。
事業計画書の作成や資金の調達など実際に営業するまでにもやるべきことがたくさんあります!!
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。