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コラム

初めて部下を持つ人必見!SL理論

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

 

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

【SL理論で学ぶ】状況に応じてリーダーシップを変える極意

はじめに:「SL理論何これ?」と思ったあなたへ

SLとは、**Situational Leadership(状況対応型リーダーシップ)**の略称。
「SLって鉄道のSLかと思ったら、リーダーシップ理論だったよ!」という動画の発言にもあるように(笑)、名称だけ聞くと鉄道の蒸気機関車(SL)と勘違いしてしまいますね。ただし、こちらは鉄道ではなく、人材育成や経営管理に使える学びある理論です。

この理論は、ポール・ハーシーケン・ブランチャードという2人の学者によって1970年代に提唱されました
「部下の成長度(習熟度)に合わせてリーダーシップのスタイルを変えるべきだよ」というものです。今回はこの理論の概要と、中小企業の現場でどう活かすかを、お伝えします。


SL理論の基本構造:成熟度に応じたリーダーシップの4スタイル

① 部下の成熟度(レディネス)とは?

部下の成熟度とは、**「能力(スキル)」と「意欲(モチベーション)」**の2軸で構成されます。
この評価により、部下をR1〜R4の4つのレベルに分類します

  • R1:能力も意欲も低い新人タイプ

  • R2:意欲はあるが能力が低い初心者

  • R3:能力はあるが自信が不足している中堅

  • R4:能力と意欲がともに高く自立した人材


② リーダーシップスタイル S1〜S4

SL理論ではこのレディネスに合わせて、以下の4つのリーダーシップスタイル(Sスタイル)を柔軟に使い分けます

レベル スタイル名 指示行動 援助行動 特徴
R1 S1指示型(Telling) 高い 低い 「こうやれ」「この順番で」など具体的に命令・監督する
R2 S2説得型(Selling) 高い 高い 指示しつつ、納得・サポートをしながら進める
R3 S3参加型(Participating) 低い 高い 意思決定や課題解決を部下と共に行う
R4 S4委任型(Delegating) 低い 低い 任せたうえで、部下が自立して進められるようにする

理論の流れ:成長に合わせてリーダーが変化していく

動画で話されていたように、新人にはS1指示型から始まり、
S2→S3→最終的にはS4委任型へと、部下の成長に応じてリーダーシップを移行していきます。

つまり、「任せっぱなし」ではなく、確認と進捗管理を伴う移行が重要です—これは後ほどの批判でも触れたように、日本の中小企業では特に必要なプロセスですね。


SL理論の良いところと注意点

👍 この理論のメリット

  • 柔軟にリーダーシップを変えられる

  • 部下のモチベーションに応じて対応できる

  • 成長促進を目的とした動的な管理が可能

⚠ 注意すべきポイント

  • レディネスを測る指標の曖昧さ(主観評価に頼る)

  • SL理論の有効性については、エビデンスが十分ではないという指摘もあります

  • 日本の中小企業では、任せた後の確認・責任所在の明示が疎かで、様々なトラブルにつながる可能性も


中野裕哲からの補足解説:日本の中小企業での使い方

YouTubeのコメントでは「委任型だからといって放置するのは危険」「任せたら最後まで見届ける責任も必要」と語られていましたね。このSL理論を中小企業に落とし込むには、任せた後のチェックとフォローをセットで考えることが肝です。

理論は理論として活用しつつ、「現実の人材」「会社の事情」「文化」を踏まえてカスタマイズする。これこそが、日本の現場で生きるSLの活用法だと思います。


まとめ:SL理論の知識と実践ポイント

  • SL理論 = 部下の成熟度に応じて指導スタイルを変える理論

  • 4つのステージ(R1〜R4)に応じて、4つのスタイル(S1〜S4)を使い分ける

  • 柔軟性と成長促進の観点では有効だが、主観性や実証性の限界もある

  • 特に中小企業では「任せたら確認もセット」が必要不可欠


無料相談もどうぞ!

「うちの会社にもSL理論を導入したい」「部下にどういうスタイルが合うか分からない」という方には、個別診断や組織風土にマッチする活用方法もご提案しています。気軽にご相談くださいね。

お待ちしております!フリーダイヤル tel:0120-335-523

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