さまざまなコロナ対策が出てきますが、特徴の違うものが混ざっています。
経営を考えるうえで、混乱しないように、基本を整理しておきましょう。
■給付金
今回の新型コロナウイルスの影響を受けた国民や事業者を救済する目的で、緊急的に国や自治体などが給付するお金のこと。一刻でも早くお金を給付することを最優先として設計されるため、補助金や助成金と比べて、要件も提出する書類の数や内容も、極力簡素化されているのが特徴です。常にあるものではなく、有事の際に、補正予算などで緊急的に実施される施策です。
【例】持続化給付金、家賃支援給付金、特別定額給付金
■補助金
中小企業振興、地域活性化、女性若者の活躍支援、起業促進、技術振興などの施策を目的として、経済産業省が行う補助金。それぞれの補助金ごとの募集要件を満たしたうえで応募し、審査を通過することが必要です。合格率(採択率という)は、補助金によって異なるが、数%~90%程度まで幅があります。また、同じ補助金でも、募集を数回に分けて募集することがあり、回により採択率に変化が見られるのが特徴です。
まずは最低限、上記について認識しておきましょう!
★お知らせ
弊社グループ代表 中野 裕哲の著書が発売されました。
給付金・協力金・融資・助成金・補助金・納税猶予・支払猶予
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●経営者向け支援策を整理して解説
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●最新情報は随時SNSで発信!
制度の改変や新設といった最新情報はSNSでもフォロー。給付金・協力金・融資・助成金・補助金の期限延長や再募集、制度拡充などがある場合は、迅速に報告します。
本書で資金繰り全般に関する基礎情報や判断基準を押さえ、SNSの最新情報の活用で、モレなく受け取ることができます。
●「withコロナ時代の財務対策」も解説
新型コロナとの戦いは長期戦になるといわれています。そこで、withコロナを見越した財務対策も解説しました。
先が見えず、どんなことが起こるかわからない「有事」に経営をするとき、本書で提案する財務対策が役立ちます。
【目次】
1章 給付金・協力金
2章 融資
3章 助成金
4章 補助金
5章 納税猶予・支払猶予
6章 今後の財務対策
アマゾンのページはこちらです。
ぜひお手元に一冊置いて、今後の経営にお役立てください。