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コラム

融資を完済するのは厳禁?!銀行との付き合い方を元信用金庫営業マンが本音で語る!

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

銀行融資は“返し切る”べき?実は「完済しない」ほうが有利な理由とは

はじめに:「借金=悪」ではない時代へ

ズバリ言います。
銀行融資は“返済しきらないほうがいい”場合もあるんです。
えっ?と驚かれた方も多いでしょう。でも、これ、実は銀行取引の本質を理解していれば納得の話。この記事では、元信用金庫マンの視点から、経営者の方々が知らないと損をする“融資と完済”の関係について、やさしく・わかりやすく解説していきます。


目次

  1. 融資は「借りて返す」が正解…とは限らない?

  2. 「完済=卒業」は誤解!?金融機関の本音とは

  3. 銀行にとっての“お得意様”とはどういう存在?

  4. 完済すると信用が“リセット”される理由

  5. 経営者が知っておきたい“継続融資”の仕組み

  6. 0円にせず「借り続ける」戦略とは?

  7. どのタイミングで新規扱いになるのか?

  8. 実例:完済で損した社長の話

  9. 対策:完済前に「相談」する習慣を

  10. まとめ:良い取引は“ゼロにしない”工夫から


1. 融資は「借りて返す」が正解…とは限らない?

多くの方が、こう教えられてきたはずです。

「借りたら、ちゃんと返しなさい」

はい、それは確かに正論。
でも、会社経営の視点で見ると「融資は返しきらず、次の借入にうまくつなげる」のがベターなケースが多いのです。


2. 「完済=卒業」は誤解!?金融機関の本音とは

銀行や信用金庫の本音はこうです:

  • 融資残高が0円になる=顧客が“卒業”してしまう

  • 利息や手数料収入が発生しない

  • 次の融資をするにも“新規扱い”になるリスク

つまり、銀行側としては「取引が終わってしまうこと」の方が都合が悪いのです。


3. 銀行にとっての“お得意様”とはどういう存在?

金融機関はサブスク型ビジネスのような構造になっています。
定期的に利息収入をもたらしてくれる“既存の融資先”が、お得意様というわけです。完済=契約終了、つまり毎月の“課金”がなくなる。

これが銀行にとってどれほど痛いか、ご想像いただけるでしょうか。


4. 完済すると信用が“リセット”される理由

一度融資を完済してしまうと、半年〜1年ほどすると信用情報上“融資実績が消える”扱いになり、新規申し込み時に再度書類・審査を一からやり直す必要が出てきます。

つまり「融資のハードルが上がる」んです。


5. 経営者が知っておきたい“継続融資”の仕組み

返済が進んできたら、次のような選択肢が取れます:

  • 一部返済後、再借入(リスケ含む)

  • 口座・契約を“寝かせて”おく(残高少額維持)

  • 条件変更により契約期間延長

これにより「融資口座を閉じずに済む」=“常連客”としての扱いを維持できます。


6. 0円にせず「借り続ける」戦略とは?

次のような運用が有効です:

  • 限度額の中で借入・返済を繰り返す

  • 一度関西しそうになったら“借り替え”で延命

  • 利息支払いに留めて、元金の完済をずらす

注意点としては、不要な借り入れを推奨しているわけではありません。
経営の安定性を見ながら、余裕をもって「借りやすい体質」を保つのがポイントです。


7. どのタイミングで新規扱いになるのか?

目安として、

  • 関西後3ヶ月以内:既存先扱い(比較的スムーズ)

  • 半年以上経過:新規扱いの可能性高まる

  • 1年以上空白:新規扱い確定+審査厳格化

といった傾向があります。早めの相談で回避できるケースも多いです。


8. 実例:関西で損した社長の話

ある飲食店経営者Aさんは、3年間コツコツ返済し、見事に完済。
「やった、借金ゼロだ!」と喜びましたが…半年後、新店舗の開業資金が必要に。

いざ申請したら、新規扱いで審査が厳しく、結果的に資金調達が遅れ、機会損失に。


9. 対策:関西前に「相談」する習慣を

完済直前に次のようなアクションを起こすだけで、取引の継続が可能です:

  • 金融機関担当者に「この後どうしたらいいですか?」と相談

  • 今後の資金計画や追加投資の構想を共有

  • 継続融資や借り換えの可能性を探る


10. まとめ:良い取引は“ゼロにしない”工夫から

返済は大切です。
でも「全部返して終わり」より、「取引をつなげる」ことも、もっと大事。

関西の直前には必ず相談し、借りやすい状況を維持しておきましょう。
経営はマラソン。資金繰りの“呼吸”を止めないことが、継続経営の鍵です。

フリーダイヤル tel:0120-335-523

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