
起業するなら“東京一択”!? 会社設立で東京都が有利な理由とは?
「会社をどこで作ろうか?」
起業を考えたとき、地元か、地方都市か、あるいは思い切って東京か……
悩む方も多いのではないでしょうか?
ズバリ申し上げます。
起業・会社設立を考えているなら、東京都は非常に有利です。
その理由は単なる“首都だから”ではありません。
東京都には、起業を後押しするための支援策や、
ビジネスチャンスがぎっしり詰まっているのです。
この記事では、「東京都で起業するメリット」を、
実務的な観点からわかりやすく解説していきます。
1. 創業支援制度が全国トップクラス!
東京都は、起業支援にとても力を入れています。
特に注目したいのが、「東京都創業助成事業」や「東京都制度融資(創業)」。
これらは、東京都内に本社を置いて創業する人だけが対象です。
たとえば──
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東京都創業助成事業:最大300万円まで、広告費や人件費などに補助が出る人気制度
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制度融資(創業):東京都と提携している金融機関を通じて、低利の創業融資を受けられる制度(保証料補助あり)
これらは「東京都内で事業を営んでいる」ことが前提条件になるため、
東京で会社を作るだけで受けられる支援の幅が広がるのです。
2. 「信用力」の面でも有利になる
法人登記を東京都、特に千代田区・港区・渋谷区などの都心部で行うと、
取引先や金融機関からの“見られ方”が変わるという話をよく聞きます。
もちろん、立地だけでビジネスの中身が評価されるわけではありませんが、
やはり“東京都に本社を置いている”というのは、一定の安心感や信用力につながるのです。
特にスタートアップやIT系の業種では、
都内登記が採用や資金調達でプラスに働くケースも少なくありません。
3. 「融資」に強くなる!金融機関との距離が違う
東京都には、創業融資に積極的な金融機関が数多く集まっています。
日本政策金融公庫の支店も複数あり、面談の予約も比較的取りやすいです。
さらに、東京都の制度融資を利用すれば、
民間の金融機関から低利での借入が可能になるほか、
信用保証協会の保証料補助もついてきます。
つまり、資金調達面での選択肢が圧倒的に広がるのです。
4. 「人材」や「情報」の集まり方が圧倒的!
東京には優秀な人材が多く、情報も早く集まります
。これは起業後の事業展開にとって、非常に重要なポイントです。
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セミナー、マッチングイベント、商談会などの開催頻度が多い
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ビジネス交流会や士業ネットワークも充実
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起業家同士の横のつながりが作りやすい
これらは、地方ではなかなか得られない“東京ならではの環境”です。
実際、起業後1〜2年以内に事業を軌道に乗せたい方にとっては、
スピード感ある情報流通と人的ネットワークが大きな武器になります。
5. 「住所貸し」や「バーチャルオフィス」も選択肢に
「東京に登記したいけど、実際にオフィスを借りるのはコストが…」
という方もご安心を。
東京都内には、創業者向けのコワーキングスペースやインキュベーション施設、
バーチャルオフィスが豊富にあります。
「自宅が都外」という方でも、無理なく“東京登記”が実現可能です。
6. 税務・法務・資金の専門家が集まっている
東京都内には、起業支援に精通した
税理士・司法書士・行政書士・社労士などの専門家が多くいます。
こうした“ワンストップ支援”を受けられる環境は、起業直後の大きな安心材料。
特に初めての起業で不安が多い方にとっては、
近くに相談できるプロがいるというだけで心強さが違います。
7.もちろん「地元に住みながら、登記は東京」という選択もアリ!
「自分は地方に住んでいるから、東京で起業するのは現実的じゃない」
とお感じの方もいらっしゃるでしょう。でも、ご安心ください。
実は、基本的には実際に住んでいる場所と、本店所在地は遠くてもOKなのです。
たとえば、自宅は埼玉・千葉・神奈川など首都圏で、
オフィスは東京都内のバーチャルオフィスやコワーキングスペースという形でも、
立派に東京都の会社として認められます。
これなら、東京都の助成金や制度融資の対象にもなりますし、コストも抑えられます。
「東京に通える距離」だからこそ活用できる、この“地の利”は見逃せません。
8.おわりに──東京登記でチャンスを最大化しよう
もちろん、地方での起業にも良さがあります。
しかし、「補助金・融資・信用・人材・情報」
といった起業成功の重要な要素がこれほど揃っているのは、
やはり東京都ならでは。
「将来、都内に支店を出したい」と思っているなら、
最初から東京で本社登記しておく方が、
補助金申請や融資の面でも手間が少なく、スムーズに展開できます。
これから起業する方、会社設立を検討している方は、
ぜひ一度「東京都での登記」という選択肢を真剣に考えてみてください。
あなたのチャレンジを、東京の起業環境が全力でバックアップしてくれるはずです。
悩んだらいつでもご相談くださいね。
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無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。