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コラム

知らないと損する連帯保証人の仕組み!

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

連帯保証人って何?起業時のリスクと選択肢をやさしく解説

はじめに:怖い言葉「連帯保証人」、なんとかスッキリさせましょう

こんにちは。税理士・行政書士・FPとして、起業を支えるお手伝いをしている中野裕哲です。
今日は「連帯保証人」について、実務的かつ親しみやすくお話ししていきますね。

起業にあたり融資を受けるとき、「連帯保証人を立ててください」と言われて不安になったこと、ありませんか?
この言葉、確かに響きは怖い。でも、実際の意味や最近の事情を知れば、ずっと心が楽になりますよ。

それでは、まず「連帯保証人とは何か?」から丁寧に確認していきましょう。


1. 連帯保証人とは? 基本の仕組みをスッキリ解説

1‑1. 債務者・金融機関・連帯保証人の関係

  • 債務者:お金を借りて返す人(たとえば会社や個人事業主)

  • 金融機関:銀行や公的機関がお金を貸す側

  • 連帯保証人:「借りた人が返せないなら、代わりに私が返すよ」と約束する人

「万が一があったら、この人が返してくれる」と保証するのが連帯保証人です。債務者が返済できなくなったときに、金融機関は保証人に直接支払いを求められる重要な立場ですね。


1‑2. 法人借入での代表者保証の仕組み

会社が融資を受ける場合、債務者は会社そのものになります。ですが、会社経営者や代表者が連帯保証人になるのが一般的なケース。

つまり:

  • 債務者:会社

  • 代表者:連帯保証人

「会社が返せなかったら、代表者が責任を持って返しますよ」という約束。それが多くの創業初期に求められる形です。


1‑3. 第3者保証とは?親族や他の役員も巻き込むケース

さらに、代表者以外の第三者(たとえば親族や他の役員)が連帯保証人になるケースもあります。これを第三者保証と呼びます。

「会社も返せない、代表者も返せない」、そんなときに、さらに第三者まで返済責任を負うことになる。思い描くだけでもドキッとしますよね。

この仕組みが怖い理由はここにあります——
自分が直接お金を借りたわけでもないのに、なぜ返済しなければならないのか?という根本的な理不尽さです。


2. 近年のトレンドは「代表者保証なし」の方向へ

2‑1. 変わってきた保証のあり方

これまでは、「代表者保証が当たり前」でした。でも最近は、代表者が連帯保証人にならなくてもよい融資制度が増えてきています。

特に、日本政策金融公庫の創業融資などでは、代表者保証なしで融資を受けられるケースが一般的になってきました。さらには、民間金融機関でも保証なしでの創業融資が可能なところが増えているのです。


2‑2. なぜ保証なしの仕組みが広がっているのか?

その背景には、起業を後押しする政策的な意図があります。代表者にまで返済を求めないことで、起業家が安心してスタートを切れるようにするためです。

もちろん金利は少し高めになる傾向にありますが、代表者の個人リスクが軽減される安心感と比べると、その負担は十分に許容範囲といえるでしょう。


3. リスクと金利、どちらを選ぶ?起業時の判断ポイント

起業のときに融資の選択を迫られたら、以下の2つの観点を基準に判断してみましょう。

選択肢 特徴
代表者保証あり(保証人になる) 金利が低め/代表者がリスクを負担
代表者保証なし 金利はやや高め/代表者のリスクは軽減される

「代表者保証なし」の選択は、リスクの可視化・管理をしやすくし、安心してスタートするための大切な工夫といえますね。


4. 起業家の皆さんへのアドバイス

4‑1. まずは代表者保証なしが安心の第一歩

「どちらがいいですか?」と聞かれたら、私は断然、「代表者保証なしパターン」をおすすめします。
多くの起業家がこの形を選んでおり、金利の多少の上昇よりも「個人へのリスク軽減」を重視しているようですね。

これは、まさに起業支援の政策や制度の現れです。国や金融機関も、なるべく責任を代表者に偏らせず、事業の立ち上げを支えようとしている流れがあります。


4‑2. 自分に合った選択肢をじっくり考えて

でも、だからといって「代表者保証あり」が悪いというわけではありません。
融資条件や資金コスト(利息)、返済スケジュールなどを比較し、起業家ご自身の事業モデルやリスク許容度に合う形を選んでいくのがベストです。

私どもは、こうしたお悩みにも丁寧にご相談に応じていますので、「実際にどうなるの?」「保証について相談したい」といったご相談もお気軽にどうぞ。


まとめ:大切なことは理解と安心

  • 連帯保証人とは「返せなかったら代わりに返す人」です。

  • 法人借入では代表者保証が一般的でしたが、近年は「代表者保証なし」の融資も増えています。

  • 保証なしの融資は金利が少し上がりますが、代表者のリスクが大幅に軽減されます。

  • 起業時には、まずは代表者保証なしの選択肢を検討するのが安心への第一歩です。

  • 最終的には、ご自身の事業とリスクに合った判断が大切。専門家へのご相談もお気軽にどうぞ。


さらに安心して進めたい方へ:ご相談承っております!

「私の場合、創業でどのパターンが合うかな?」
「すでに代表者保証をお願いされているけれど、どうすればいいのかな?」
そんな具体的なご相談も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

中野裕哲は、起業の「お金まわり」について、税務・登記・融資・FPなどの視点から丁寧にお手伝いしております。
皆さまの安心な出発を、全力でサポートいたします。

それではまた、別のテーマでお会いしましょう。お気軽にご相談くださいね!

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

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