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低欲望社会とは?世代間ギャップから読み解く「今どき若者」の価値観と接し方
はじめに|若者が飲み会に来ないのは“冷たい”のではなく“時代の変化”
最近、職場で若手社員に「飲み会やろうよ!」と誘っても、どこか乗り気でない。
あるいは、車や家にまったく興味を示さない若者が増えている。
これ、あなたの感覚がズレてるわけではありません。
時代が変わったのです。
今回は、「低欲望社会」と呼ばれる現代の価値観について、世代間ギャップの視点からやさしく解説します。
第1章:「低欲望社会」って何?その背景にあるもの
■ 昔の常識=今の非常識?
今の若い世代――とくに20代以下の若者たちは、こう思っています。
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家は借りるもので、買うものじゃない
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車?持たない方が自由じゃん
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結婚?子育て?リスクでしょ…
昔ながらの「豊かさ=物を持つこと」という価値観が、いまはもう通用しません。
■ ミニマリスト思考と“堅実主義”
現代の若者は、“持たない自由”を尊重します。
物欲が少ない。借金を嫌う。無駄な出費はしない。
そういう生活スタイルを選び、満足しているのです。
第2章:世代ごとの価値観の変遷を整理してみよう
■ 上の世代(60〜70代)|未来に夢があった時代
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高度経済成長・地価上昇
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「家を買わないと一生買えない!」と郊外住宅を借金で購入
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週末は別荘でリッチに過ごす
とにかく「今よりも未来が明るい」と信じていた時代です。
■ バブル世代(50代前後)|車・飲み会・ウェイ!
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バブル経済期に青春を過ごした世代
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飲み会上等!車は夢!「ウェイ系」全開!
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借金に抵抗が少なく、住宅ローンもポジティブ
この世代は、とにかく「派手さ」が正義の価値観でした。
■ ロストジェネレーション(30〜40代)|不況しか知らない世代
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バブル崩壊後に成人
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景気のいい話を知らない
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借金は絶対NG、堅実志向が強い
高望みをしない。堅実に生きる。これが信条です。
■ 若年世代(20代以下)|持たない・結ばない・動かない
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生まれたときから「不安」が当たり前
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ミニマリズム・個人主義・結婚や育児への慎重さ
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社会への信頼が低く、リスクは最小限に
これが“低欲望社会”と呼ばれる現代のリアルな姿です。
第3章:職場でも起こるジェネレーションギャップ
■ 飲み会はもう“ウェイ系”の遺産?
「若いの!飲み会行くぞ!」
この一言が、もう通じない時代に来ています。
若者にとっての飲み会は、「プライベート侵害」「時間の浪費」。
年に1〜2回ならまだしも、毎週のように誘われると「勘弁してほしい」となるのも無理はありません。
■ お金のインセンティブも刺さらない!?
「ボーナス弾むぞ!」「車買えるぞ!」
そんなインセンティブも、もはや若者の心には響きにくいのが現実。
求めているのは「自由」や「柔軟な働き方」。
金銭以上に「時間」や「心地よさ」が価値を持つのです。
第4章:マーケティングにおける世代理解の重要性
この世代間ギャップ、社内の人間関係だけでなく、ビジネスでも無視できません。
■ 若者向けのサービス=ミニマル・ローコスト・サブスク型
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オフィスいらない
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初期費用はかけたくない
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借金は絶対NG
だからこそ、「スモールスタートできる」サービスや支援策が重要なんです。
■ 資金調達も「自己資金×ミニマム展開」が主流に
「創業融資を借りない起業」
これが今のトレンド。
「借金はリスク」と考える若者たちは、自己資金で小さく始め、徐々に拡大していく選択をします。
第5章:我々ウェイ世代ができること
■ 押し付けない、でも理解しようとする
我々バブル・ウェイ世代が、「若者が冷たい」と嘆く前に、まず知るべきなのは「価値観の違い」です。
違って当たり前。むしろ、違いがあるから学べる。
若者を「自分の若い頃と同じだろう」と決めつけると、対立を生むだけ。
理解しようとする姿勢が、最も大切です。
■ “老害”にならないために
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若者を「変わってる」と決めつけない
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自分の価値観を押し付けない
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相手のペースを尊重する
これが、今求められるリーダーシップです。
おわりに|価値観の違いを“力”に変えよう
「若者がわからない…」と思うときこそ、チャンスです。
マーケティングでも人事でも、“違い”を知ることが、一歩先を行く鍵になります。
時代は変わる。人も変わる。
だからこそ、「学び続ける姿勢」が、どの世代にも求められているのです。
フリーダイヤル tel:0120-335-523