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コラム

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会社で使うハンコの種類について

ご挨拶

みなさん、こんにちは。

今回は、会社を設立する際に必要になるハンコの種類とその役割について、司法書士の視点から詳しく解説いたします。起業準備をされている方にとっては、ハンコの役割や選び方は非常に重要なテーマです。正しい知識を持つことで、設立後のトラブルを未然に防ぐことができますので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

目次

  1. 会社のハンコの概要
  2. 1. 代表者印(実印)
  3. 2. 銀行印
  4. 3. 角印(認印)
  5. よくあるご質問(FAQ)
  6. 無料相談のご案内

会社のハンコの概要

会社を設立したあとは、さまざまな書類のやり取りや契約の場面で、会社名義のハンコを使う機会が非常に多くなります。これは、個人での印鑑使用とは比べものにならないほどです。

実際の業務の中では、以下のような場面で押印が求められます:

  • 契約書の締結
  • 官公庁への届出書類
  • 金融機関との取引
  • 見積書や請求書の発行
  • 社内稟議書や決裁書類

会社で使用される印鑑は、大きく3つの種類に分けられます。代表者印(実印)・銀行印・角印です。多くの企業では、これらを1セットとして購入することが一般的です。ハンコ専門店やインターネットで簡単にオーダーでき、素材も木材、チタン、水牛など多様です。

それでは、1つひとつの印鑑の特徴を見ていきましょう。

1. 代表者印(会社実印)

代表者印とは?

代表者印とは、会社を代表する者として、法務局に届け出る実印のことです。「会社実印」とも呼ばれ、最も重要な印鑑のひとつです。

法的な意味とリスク

この印鑑が押された書類は、会社として正式な意思決定があったことを示す証拠として機能します。つまり、代表者印の取り扱いを誤ると、知らぬ間に重大な契約が成立してしまう可能性もあります。

設計のポイント

  • 直径は18mm以内が一般的(法務局の規定による)
  • 「代表取締役印」「代表者印」などの表記が可能
  • 個人名は入れない(役職が変わっても使い続けられるため)

保管と運用の注意点

必ず社長本人が保管するようにしましょう。印鑑登録カードと共に、貸金庫や耐火金庫で管理する企業も少なくありません。使用履歴を記録する「印鑑使用簿」を設けるのも有効です。

2. 銀行印

銀行印とは?

銀行印は、会社の銀行口座開設時に届け出る印鑑であり、金融機関との取引に特化した印鑑です。

代表者印と兼用するリスク

コスト削減のために代表者印を兼用するケースも見られますが、実務上はおすすめできません。兼用によるリスクは以下の通りです:

  • 紛失時のダメージが大きい:登記変更と銀行手続きが同時発生
  • 不正使用リスク:会計担当者が持ち出すことで内部統制が効かなくなる
  • 取引先との信頼性の低下:専門性のない印鑑の利用は、杜撰とみなされやすい

おすすめの構成

「銀行之印」の文字を中央に配し、外周に会社名を記載するレイアウトが一般的です。サイズは16.5mmが主流で、耐久性のあるチタンや柘植などが人気です。

使い方と管理

銀行印は、出納担当者や経理部門が使用する機会が多いため、管理ルールを文書化しておくことが重要です。例えば、印鑑の出し入れ記録簿の作成や、使用時のWチェック体制などが挙げられます。

3. 角印(認印)

角印とは?

角印は、会社名が彫刻された四角い印鑑で、いわば「社用の認印」として、社外文書に広く使用されます。社名を記載した書類にこの印が押されていれば、「会社として作成した正式文書」であることが示されます。

角印の主な用途

  • 見積書・請求書・納品書
  • 挨拶状・通知文・注文書
  • 社内稟議書・押印依頼書

画像データでの代用

近年では、印刷された角印画像をPDFに貼り付ける方法も普及していますが、相手先によっては「実物印」が求められるケースもあるため、最低1本は物理的な角印を用意しておくことが賢明です。

管理のポイント

角印は日常的に使用するため、部署単位で複数本管理する会社もあります。紛失・盗難に備え、貸し出し記録を残すなど、管理体制の整備も重要です。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 会社設立に必要な印鑑は何本ですか?
A. 通常は「代表者印」「銀行印」「角印」の3本を用意します。
Q. 印鑑の素材にはどんな違いがありますか?
A. 木製(柘植など)は安価で一般的。黒水牛は高級感があり人気。チタンは耐久性が高く、印影の劣化も少ないのが特徴です。
Q. オンライン契約ではハンコ不要ですか?
A. 電子契約では物理的なハンコは使いませんが、電子署名やタイムスタンプの活用が必須です。
Q. ハンコをなくしたらどうすれば?
A. 代表者印や銀行印を紛失した場合は、速やかに法務局や金融機関へ届出し、印鑑変更手続きを行ってください。

無料相談のご案内

弊社では、中野裕哲を中心とした起業支援専門家チーム(税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士など)が連携して、会社設立と印鑑に関する無料相談を行っております。

「どんな印鑑を揃えればいいの?」「登記や銀行口座開設の流れが不安」など、起業にまつわる疑問・不安を丁寧にサポートいたします。お気軽にご連絡ください。

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フリーダイヤル 0120-335-523
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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