
銀行員が決算書の中で注意してみているのが、「販売費および一般管理費」です。
この項目の中には、企業が使用した経費関係が算入されています。経費の大小で利益も変わりますので
大事な項目です。
その中でも、交際費に関して銀行員は気にします。銀行員から見ると交際費は無駄なように見えやすい
ものです。一方、交際費を使う社長としては、取引先などとの飲食やゴルフで交際費を使う事は取引を
深めていくためには必要だと考えるものです。
しかしながら、この経費を使ったことによりどのくらいの売上が上がったかを検証することは容易では
ありません。実際のところ、売上に結びつかない交際費を使っている社長は案外おおいものです。
このように交際費を含めた経費が高額になっているものには注意が必要です。
※特に銀行員が経費で気にするのは以下の2点です。
- ●前の期に比べ大きく増加した経費について
- ●金額が大きい経費について
上記2点に該当する経費については銀行員から質問されることは想定されますので、
予め把握して答えられるよう準備をしておきましょう。
●金額が大きい経費について</p>
上記2点に該当する経費については銀行員から質問されることは想定されますので、
予め把握して答えられるよう準備をしておきましょう。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。