
創業融資のポイント
今回は、【創業融資のポイント】をご紹介します。
創業融資にはいくつかのポイントがありますが、「タイミング」について解説します。
起業を全て自己資金で行おうと考えている方も少なくはないと思います。それなりに自己資金を貯めてスタートしていくものの、順調に売上が上がるか不安定な創業時期には想定外の出費など様々なことが起こります。そこからお金の心配を始めるのはすごく遅いです。
実は自己資金をきちんと貯めてきた方ほど、創業融資を受けておいた方が良いです。理由は2つあります。
①融資を受けやすい
創業融資では、経験・自己資金・売上見込みがとても大事です。自己資金はある程度の期間がかかることから評価が高いです。逆に自己資金が少ない場合は評価を得にくく、いくら創業時に現金がたくさんあったとしても、次第に少なくなってしまうと評価もシビアになっていきます。
②足元を見られる
創業から半年が経過してしまうと業績も見られます。好調であれば良いが苦戦していた場合については、売上が上がらないと返済原資が捻出できませんので審査も厳しい目で見られます。
上記2つの理由から、創業したての時期に創業融資を申し込んでおくことがベストのタイミングだと思います。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。