
融資と投資の違いを見誤るな!起業家のための資金調達戦略
はじめに:融資と投資の違いを理解していますか?
これから起業を考えている方にとって、「融資」と「投資」の違いを正確に理解することは極めて重要です。この違いがあいまいなまま動き出してしまうと、資金調達の方向性を誤り、資金難に陥るリスクも高まります。
融資とは?返済の原資は利益
融資とは、文字通り「資金を融通する」行為であり、返済義務が伴います。金融機関から資金を借り入れる際、審査では「返済できるかどうか」が最大の焦点になります。
その返済の原資となるのは、基本的に利益です。黒字でなければ返済は難しく、逆に安定して利益を出していれば、借入審査にも通りやすくなります。
- 融資には毎月の返済スケジュールが存在
- 短期的な利益計画が重視される
- 事業計画に「堅実さ」が求められる
投資とは?リスクとリターンのトレードオフ
投資は「資金を投じる」行為であり、リターンを期待して行われますが、返済義務はありません。将来的に利益を生むことが前提で、赤字が続いても許容されるケースもあります。
その代わり、出資者は経営への口出し(ガバナンス)や株式の譲渡益・配当などを期待しており、経営の自由度が下がることも考慮しておくべきです。
- 将来性・成長性に注目される
- 返済義務がなく、資金繰りが楽
- 出資者の影響力が強まる可能性がある
事業モデルに応じた資金調達手段の選び方
事業の内容や成長戦略に応じて、適切な資金調達手段を選ぶ必要があります。
スモールビジネス・店舗型ビジネス
- 短期間で利益を出しやすい
- 金融機関からの融資に向いている
IT・ベンチャー型のスケーラブルビジネス
- 初期投資が大きく、収益化に時間がかかる
- ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの出資が効果的
金融機関に投資家向け資料を出すと?
起業家がやってしまいがちなミスの一つに、金融機関に投資家向けのプレゼン資料を提出するということがあります。
金融機関は、未来のスケールではなく、半年〜1年以内に利益が出るかという視点で判断しています。3年後の黒字予測だけでは評価されにくく、却ってマイナス印象になることも。
審査記録は一生残るという現実
融資審査に申し込んだという情報は、金融機関内部で半永久的に残ることをご存知でしょうか?
審査に落ちた情報も含めて、次回以降の審査に影響することがあります。そのため、準備不足の状態での申し込みは避けるのが賢明です。
よくある質問(FAQ)
- Q. ベンチャーでも融資は受けられますか?
- A. 可能ですが、利益計画と返済計画の堅実さを証明できる必要があります。
- Q. 投資と融資、どちらが良いですか?
- A. 事業モデルと起業家の価値観によります。長期戦略を踏まえた選択が必要です。
- Q. 審査に落ちたら次の申請に不利になりますか?
- A. はい、記録は残ります。だからこそ、初回から準備万全で臨むべきです。
専門家による無料相談のご案内
V-Spiritsグループでは、税理士・行政書士・司法書士・社労士などの専門家が、あなたの事業モデルに合わせた最適な資金調達方法をアドバイスします。
- 融資申請前の事業計画チェック
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























