
請求書の悩み、オンラインで解決できる時代です!
起業・経営支援の現場では、「請求書の作成や管理が面倒で…」というご相談をよくいただきます。特にフリーランスや個人事業主の方からは、「毎月、エクセルで作ってPDFにして、メールに添付して…」という作業が大きな負担になっているようです。
ズバリ言います。今こそ、「オンライン請求」の導入を考えてみませんか?
第1章 オンライン請求ってなに?
「オンライン請求」とは、インターネット上で請求書の作成・送付・管理までを完結できる仕組みのこと。クラウド型の請求書ソフトを使えば、パソコンやスマホで請求書を作って、ワンクリックで送信、管理まで一元化できます。
たとえば以下のようなことが可能になります:
- 請求書をテンプレートでサクッと作成
- ワンクリックでメール送信
- ステータス(未送信・送信済・入金済)の自動管理
- 入金漏れを自動でアラート
まさに「かゆいところに手が届く」存在です。
第2章 オンライン請求のメリット3選
- 時間の削減
紙の請求書やエクセル管理だと、意外と時間がかかりますよね?オンライン請求なら、過去のデータから複製できたり、定期的な請求書は自動作成することもできます。 - ミスの削減
請求金額や入金日、消費税など、手入力が多いとどうしてもミスが起こりがち。クラウド請求なら、自動計算・入力補助でミスが減ります。 - 信頼性UP
整ったフォーマット、送信履歴の記録、スピーディな対応で、取引先からの信用も高まります。「請求書の見た目」は意外と大事なんです。
第3章 主要クラウド請求ソフトの比較
サービス名 | 特徴 | 無料プラン |
---|---|---|
Misoca(ミソカ) | 弥生グループ。シンプルな操作性 | ○(月5通まで) |
MakeLeaps(メイクリープス) | 外資・大企業にも対応。管理機能豊富 | △(一部無料) |
freee請求書 | 会計ソフトfreeeと連携可能 | ○(制限あり) |
請求書クラウド(マネーフォワード) | マネーフォワード会計と連携 | ○(体験期間) |
ポイントは「自分の業務量や予算に合ったサービスを選ぶこと」です。
第4章 導入ステップは意外とカンタン
ズバリ、はじめてでも以下のステップでOKです。
- 無料プランに登録(メールアドレスでOK)
- 自社情報を登録(屋号、住所、振込先など)
- 請求書テンプレートを設定
- 初回の請求書を作成して送信!
慣れてくれば、月次での請求が10分以内で終わるようになります。
第5章 注意すべき点と落とし穴
便利なオンライン請求ですが、注意点もあります。
- 送信先の確認:メールアドレスの打ち間違いに注意
- クラウド保存:PDFを必ず保存してバックアップも
- セキュリティ:パスワード管理は厳重に
また、一部の企業では「紙の請求書でなければ受け取らない」場合も。そうしたケースでは、PDFを印刷して郵送対応する柔軟さも必要です。
第6章 請求→入金までの流れも整えよう
オンライン請求を導入するなら、「入金確認」や「未入金フォロー」もセットで考えましょう。
- 銀行口座を自動連携できるサービスで入金確認がラクに
- 未入金の場合、あらかじめ設定した日に「催促メール」を自動送信
お金の流れが“見える化”されると、資金繰りの不安も減ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料で使えるオンライン請求サービスはありますか?
A1. はい、Misocaやfreee請求書など、一部制限つきで無料利用が可能です。まずは無料プランで試してみましょう。
Q2. 請求書は法律上、電子でも大丈夫ですか?
A2. はい、現在の日本の商取引においては、PDFなどの電子請求書でも法的に有効とされています。ただし、取引先の意向も確認しましょう。
Q3. スマホからでも使えますか?
A3. ほとんどのクラウド請求ソフトはスマホ対応しています。外出先からでも作成・送信が可能です。
おわりに:あなたの“時間”と“信頼”を守るために
請求書の作成や送付は、事業をするうえで避けて通れない作業。でも、その「手間」を「仕組み」で解決できる時代がきています。
オンライン請求は、単にラクになるだけでなく、
- 時間ができる
- 信頼が増す
- お金の流れが明確になる
という“三方よし”の成果をもたらします。
もしまだ手書きやエクセル請求をしているなら、今日から一歩踏み出してみませんか?
あなたの事業が、もっと軽やかに、もっと楽しくなるはずです。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。