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経営者必須!プロダクトライフサイクルで事業の未来を読む方法
はじめに
経営を続ける上で、「今このビジネスはどの段階にあるのか」を把握することは極めて重要です。
なぜなら、すべての商品・サービスには**寿命(ライフサイクル)**があるからです。
この考え方を「プロダクトライフサイクル(PLC)」と呼びます。
これは新規事業の参入タイミングを判断する指針になるだけでなく、既存事業の立て直しや次の一手を打つ際にも役立ちます。
今回の記事では、元銀行支店長との対談をもとに、PLCの各段階と経営判断のポイントを具体的に解説します。
第1章 プロダクトライフサイクルとは?
4つの段階
PLCは、商品やサービスの誕生から終焉までを4つの段階に分けて考えます。
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導入期(黎明期)
新商品・新サービスが市場に登場したばかりの段階。認知度は低く、需要はまだ限定的。 -
成長期
市場で受け入れられ、売上・利益が急成長する段階。競合も増加。 -
成熟期(ピーク)
売上が最大化し、市場が飽和状態に。価格競争や差別化が必要に。 -
衰退期
需要が減少し、市場縮小。撤退かニッチ特化かの判断を迫られる段階。
第2章 参入タイミングで成功確率は変わる
導入期に参入する場合
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メリット:競合が少なく、先行者利益を得やすい。
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デメリット:市場の反応が不明で、失敗リスクが高い。
成長期の初期に参入する場合(推奨)
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メリット:市場が拡大しており、需要も確実に存在。
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デメリット:参入スピードと事業拡大力が求められる。
成熟期に参入する場合
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メリット:市場規模は大きいが安定的。
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デメリット:差別化が難しく、利益率が下がりやすい。
衰退期に参入する場合
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メリット:残存者メリットでニッチ市場を独占できる場合あり。
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デメリット:需要減少が続き、成長が見込みにくい。
第3章 自分のビジネスが今どこにあるかを知る
経営判断を誤る一番の理由は、「自社が今どの段階にあるかを見誤ること」です。
ピークが近いのに「まだ伸びる」と考えて投資を拡大し、結果的に大きな損失を出すケースは少なくありません。
客観的に判断する方法
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業界全体の売上データを確認
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競合の新規参入・撤退状況を観察
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顧客からの反応やリピート率の変化を追跡
第4章 実例:タピオカブームから学ぶ
タピオカドリンクのブームは、典型的なPLCの事例です。
導入期から成長期、ピーク、そして衰退期までが数年単位で進行しました。
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導入期:一部の店舗で人気が出始める
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成長期:全国展開が加速し、出店ラッシュ
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成熟期:街中にタピオカ店が溢れる
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衰退期:閉店続出し、一部のブランドだけが生き残る
ここから学べるのは、「ピーク直前の参入は危険」ということです。
見た目はまだ成長しているようでも、すでに下降線に入っている場合があります。
第5章 衰退を回避するための「次のカーブ」戦略
次の成長軌道を作る
どんなに優れた商品でも、いつかは衰退します。
そのため経営者は、常に次の成長カーブを描く必要があります。
方法としては、
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新商品・新サービスの開発(製品多角化)
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新しい市場への参入(市場開拓)
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技術革新への対応(例:会計ソフトのクラウド化)
などが挙げられます。
第6章 社長だけが見える未来
現場スタッフや中間管理職は、目の前の業務に集中するのが仕事です。
しかし社長だけは、3年後・10年後の市場環境を予測し、会社を次のステージへ導く役割があります。
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業界の技術革新
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法規制の変更
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消費者ニーズの変化
これらを踏まえ、次のカーブに早めに乗ることが、長期的な事業存続の鍵になります。
この動画を見たくなるポイント
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PLCの概念を経営に落とし込む実践的な解説
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成長期・成熟期・衰退期での参入リスクの違い
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タピオカブームや会計ソフトの進化など、身近な例で理解できる
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次のカーブ戦略で会社を長生きさせる方法がわかる
まとめ
プロダクトライフサイクルは、経営者にとって「未来を読む羅針盤」です。
今の事業がどの段階にあるのかを常に把握し、次の成長カーブを描くことで、長期的に安定した経営が可能になります。
起業前の方も、すでに経営中の方も、今日から「自社は今どこにいるのか」を確認してみてください。
そして次の一手を考える。それが未来を切り開く第一歩です。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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