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以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
✔ 審査受けが良い“創業・事業計画書”とは何か?
はじめに ― 「計画書を書いた」では不十分、その先にある評価基準とは?
こんにちは、起業支援の中野裕哲です。
「事業計画書を書いたから大丈夫」と思っている方、多いと思います。しかし、実は**“融資の審査担当者にどう評価されるか”**こそが重要です。
同じ内容でも“伝わる書き方”にするだけで印象が劇的に変わります。
今回は、私自身が創業支援や日本政策金融公庫との連携を通じて得た、「審査受けが良い」事業計画を作る3つの原則をご紹介します。
第1章:審査に強い事業計画書とは?3つの必須要素
① 完結でわかりやすい構成
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長文・専門用語・小さな文字…融資担当者はざっと読みます。
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だから、時短で理解できる構成が肝。見出し・箇条書き・図解など活用して要点を強調。
② 具体性と抽象性のバランス
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**具体例(店舗住所・商品内容など)**があるとイメージが湧きます。
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一方で、コンセプトや差別化メッセージといった抽象表現があるとブランド性が伝わります。
③ 根拠の裏付けがある
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売上見込みや費用予想は、根拠(調査データ・商談件数・テスト結果など)が必要。
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社会人としての常識として、説明できない数字は審査で疑問視されます。
第2章:さらに深掘り!審査担当者が見たいポイントとは?
🔍合理性が重要視される理由
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熱意は大事ですが、融資は「貸した資金が返ってくるか」が本質。
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計画はロジカルで客観性ある表現が求められます。情熱より合理性・透明性が重視されます。
📄書類の段階で審査の70%が決まる構造
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提出された書類で既に評価は固まります。新人担当者なら融資ハードルも比較的低めですが、難易度高い案件はベテラン担当に回され、審査もより厳しくなります 。
第3章:計画書の中に欲しい「審査評価エッセンス」
項目 | 意味と補足 |
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完結性・視認性 | 読み手が迷わず理解できる構成 |
具体/抽象のバランス | 商品・顧客像と理念の両面 |
根拠ある数値 | 売上・費用・自己資金などの裏付け |
実績・経験 | 経営者やスタッフの経験・スキルを明確に |
ターゲット設計と差別化 | 顧客像と競合との差別化策を明示 |
取引先・収支構造 | 信頼できる取引先や資金フロー設計を記載 |
第4章:記述すべき主要項目とコツ
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経営者の略歴:経験・スキル・人脈ベースで説得力を伝える
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商品やサービス:独自性や価値提案をわかりやすく整理 売上見通し:単価×件数、商圏調査、テスト反響など客観情報で構成
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資金調達:必要額と調達方法が一致し、自己資金割合が1/3理想
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収支・資金繰り:月次ベースで現金フローが見えるように設計
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補足資料:契約書案・商談・調査データなどのエビデンス添付
第5章:まとめと活用のすすめ
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審査受けの良い計画書は、「簡潔・具体的・裏付けあり」の三点を備えています。
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提出時には「どんな書類でも見開きで理解できる内容か?」「担当者が安心できるか?」を自問しましょう。
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そして、必要なら専門家のアドバイスを活用することも大いに有効です。
フリーダイヤル tel:0120-335-523