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コラム

【YouTubeに動画を投稿しました】表をつくって満足しちゃダメ? 競合分析の考え方

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YouTubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

競合分析は「一度きり」で終わらせてはいけない!〜経営に活かす本質的な考え方とは?〜

はじめに:その競合分析、本当に使ってますか?

ズバリ言います。

「競合分析、創業計画書のために作って満足してませんか?」

起業するとき、創業計画書に必ずと言っていいほど登場する「競合分析表」。多くの方が、融資の審査に通るために必死で作り込みます。特に日本政策金融公庫などに提出する際には、かなりの確率で求められる項目ですね。

でも、それっきりになっていませんか?

この表、本来はもっともっと“生きた資料”として使えるはずなんです。
今回は、お好み焼き屋さんの実例をもとに、競合分析の「真の価値」と「使い続ける方法」について、わかりやすくお話ししていきます。


ケーススタディ:「広島風お好み焼き店」の競合分析表

創業者は広島出身。地元の味に惚れ込み、東京で本場の広島風お好み焼きを出す店をオープンしようとしています。
その際に作った競合分析表がこちら。

  • ライバル①:地域密着型のお好み焼き屋

  • ライバル②:鉄板焼き「源太」

  • 自店舗:広島産の厳選素材を使い、特製ソース・レシピで提供

といったように、「うちはこんなにこだわってます!」という差別化ポイントを打ち出す形で構成されています。

たしかに、金融機関の担当者が見ても「うん、考えられてるね」となる内容。でも、この競合表、果たして経営スタート後にも活かされていますか?


競合表の“賞味期限”は意外と短い?

創業直後のこの表、時間が経つとどうなるか?

  • 「そもそも、あの時の競合店、今どうなってたっけ…?」

  • 「自分が書いた内容すら忘れてるかも…」

  • 「融資通ったから、もう用なし…」

という状態に陥っている方、多いんです。

競合分析表を“修行”のようなものだと考えて、一度やったら終わり。
でも、本当の勝負はここからなんです。


なぜ競合分析を“常に”やり続けるべきなのか?

理由はシンプルです。

競合も、環境も、顧客も、日々変化しているから。

たとえば、創業当時は周辺に「お好み焼き屋しかない」と思っていたエリアでも、後から以下のようなライバルが現れるかもしれません。

  • 唐揚げ専門店(ランチ層を奪う)

  • デリバリー特化の中華料理屋(夜の売上を圧迫)

  • ウーバーイーツ対応のフードゴースト店(エリア横断的に影響)

競合は“同業種だけ”ではありません。
間接競合も含めて、常に視野を広げておくことが、経営者としての大きな差になるのです。


“伸びている店”と“ダメになっている店”を研究せよ

ここで、私がいつもオススメしている競合調査のやり方をご紹介します。

ステップ1:5社を選定

  • 自社に類似した立地・価格帯・業態の店

  • 成功している店と、そうでない店の両方を選ぶ

ステップ2:なぜ伸びている?なぜ衰退した?

  • 成功店:価格?接客?SNS戦略?広告?内装?味?そのどこが強い?

  • 失敗店:衛生面?価格?接客の質?営業時間?時代に合わない?

ステップ3:自社にどう活かすか?

  • 「真似できることはないか?」

  • 「あの要素は、逆に自社から排除した方がいいのでは?」

このように、競合店は“教材”です。
本気で伸ばしたいなら、真似は“戦略”になります。


表を作らなくてもいい。大事なのは“日常的な観察習慣”

正直、表を毎回作るのは手間です。
でも、頭の中で常に考えることはできます。

  • SNSで話題の店舗は?

  • 食べログやGoogleレビューで評価されている理由は?

  • 競合の新メニューやキャンペーンはどんな工夫があるか?

こういった視点で、自社のマーケティングやサービスに“変化”を加えていくことが、競合との差別化に繋がります。


競合調査は“経営の羅針盤”

船乗りに羅針盤が必要なように、経営者には“市場を見る目”が必要です。

  • 客足が減ってきた理由

  • 売上が伸び悩む理由

  • 新たな戦略を仕掛けるタイミング

すべてのヒントは、競合にあるんです。
伸びてるところ、沈んでるところ、どちらにも“答え”が隠れています。


おわりに:経営者の仕事は「競合と共に育つ」こと

競合は、敵ではなく「成長を促す相手」です。

常に観察し、学び、自社の軸に活かしていく。
それこそが、競合分析の“本当の役割”です。

創業時に作った表を見返して、「あのときの自分、よく頑張ってたな」と思えるのも良いこと。
でも、本当に大切なのは、「今」何を見て、どう動くか

あなたの競合表、今も活きていますか?

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

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