
【自己資金の見られ方】
創業融資での「自己資金」は重要な位置づけとなっています。
ただ手元にお金があれば良いかといえばそのようなこともありません。
好ましい自己資金と好ましくない自己資金について以下にまとめていきます。
好ましい自己資金
金融機関から見て好ましい自己資金とは、数年間かけてコツコツ貯めてきた履歴が通帳で確認できるような自己資金です。
理由としては2点あり、1点目は、毎月定額を貯めることができるからこそ毎月の返済もきちんと履行できる根拠となりえる。
2点目は、計画性があり起業に対する本気度が伺えることです。
好ましくない自己資金
一方で好ましくない自己資金としては、どこから出てきたのかわからないまとまったお金です。
具体的にはどういう事かと言いますと、よくある事例が、現金で貯めていました。(タンス預金等)や何があるかわからないので手元にまとまったお金を置いておきました。などといった事です。
では、それがなぜ好ましくないかの理由ですが、お金の出どころがきちんと確認できないことにあります。
タンス預金には通帳のように、何月何日いくらを入れたか?などはわかりません。
仮に手書きで記録を残していたとしてもエビデンスとしての有効性は疑問を持ちます。
実際に、審査で自己資金が不透明である為否決されている案件もあります。
もし、これから起業しようと思っている方や、創業融資を考えている方については、もう1度自身の自己資金はどうだったかな?と振り返る機会を持っても良いのではないでしょうか。
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この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。