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補助金審査員の視点:審査で見られている意外な3つのポイント
はじめに
こんにちは、中小企業診断士として起業家支援に携わる中野裕哲です。
今回は「補助金審査員の裏側」をテーマに、審査員の経験を持つ専門家・三浦さんとの対談を通して、補助金審査の“リアル”をお伝えします。補助金を申請しようと考えている方、あるいは既に申請中の方にとっても「そんなところ見られてたの!?」という発見がある内容です。申請書づくりの参考にもなること間違いなしですので、ぜひ最後までお読みください。
第3位:実現可能性のチェック
審査員がまず気にするのは、「その事業、ほんとに実現できるの?」という視点です。申請書には夢あふれる構想が並びます。もちろん夢やビジョンは大切ですが、補助金という“税金”を使う以上、その夢が現実になる裏付けが求められるのです。
例えば、年商1,000万円の会社が3,000万円の新規投資をしたいと書いてあれば、「ちょっと背伸びしすぎでは?」と感じるのが審査員の本音。実際に資金調達の段取りがついているのか、補助金だけで成り立っていないか、そういった現実的な資金計画も併せてチェックされます。
ワンポイントアドバイス
「小さく始めて、あとから育てる」方針で計画を立てると、審査員からの信頼も得やすくなります。
第2位:事業者のキャリア・実績
次にチェックされるのが「誰がやるのか?」という点です。事業の中身が素晴らしくても、それを実行する“人”が伴っていなければ、やはり不安が残ります。
創業補助金などでは、特に創業者のキャリアが問われます。例えば、「カフェを開きたい」と言う方が、過去にカフェ経営経験があればプラス評価。逆にまったく無関係の業界からの転身であれば、何かしら裏付け(たとえば支援者やパートナーの存在など)が必要になります。
ワンポイントアドバイス
申請書には遠慮なくキャリアをアピールしましょう。誇れる実績はきちんと書き込むことで、信頼度がグンとアップします。
第1位:読みやすさ・分かりやすさ
堂々の第1位は「読みやすさ」でした。これは一見意外かもしれませんが、実は非常に重要なポイントです。
審査員は1案件につき10〜20分程度で書類を読み、判断を下します。そんな短時間で「何がしたいのか」「どう実現するのか」がスッと伝わるかどうか、これは合否を分ける大きな要素です。
よくあるNG例として、パワポ資料をそのまま貼り付けただけ、専門用語だらけで読み手が混乱、などがあります。いくら中身が優れていても、伝わらなければ意味がありません。
ワンポイントアドバイス
中学生でも理解できる文章を目指しましょう。特に創業者や個人事業主の方は、「読みやすさ」が何よりの武器になります。
まとめ:審査員は“人”である
補助金の審査は、AIでも機械でもなく“人”が行っています。そのため、「伝える工夫」「読み手への配慮」が何より大切です。
そして、夢と現実をバランスよく書く。誠実にキャリアを伝える。中学生でも分かる言葉で説明する。この3点を押さえた申請書づくりが、合格への近道となるでしょう。
補助金は決して魔法のツールではありませんが、使い方次第で大きな力を発揮します。
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