
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
金融機関は見逃さない!B社に学ぶ“決算書の落とし穴”と再建策
はじめに:実はよくある?「家庭事情が財務に影響する会社」
経営者の皆さま、役員報酬や会社のお金の使い方、見直したことはありますか?
今回はB社の決算書をもとに、「家庭事情で会社の財務が悪化する」リスクについて実例を交えてお伝えします。金融機関に嫌われないための再建ポイントもズバリご紹介します。
おさらい:何が問題だったのか?
・役員報酬が2人で2,000万円、支出全体の大部分を占めていた ・銀行から借りたお金の一部を、役員自身に短期貸付金として貸していた ・設備は老朽化、減価償却が進み、修繕費も増加傾向 ・純資産がマイナス=債務超過に
こうした状況を放置しておくと、いざという時に融資が受けられない──という最悪の事態を招きかねません。
真因は“家庭の学費”だった──でも金融機関はそう見ない
実はこのご夫婦、子ども2人が医学部に在学中。
その学費を工面するために、役員報酬を多く取り、さらに会社から貸付も行っていたという事情がありました。
確かに理解はできますが、金融機関は「浪費的」「計画性に欠ける」と判断するのが一般的。だからこそ“信頼回復”のための対応が必要なんです。
どう立て直す?3つの再建ステップ
ステップ1:役員報酬の調整と返済開始
子どもの1人が卒業し、負担が軽くなった今こそ、役員報酬を見直す好機。余剰分は短期貸付金の返済へ回し、年間240万円ずつ返していくのが理想です。
ステップ2:金融機関の信頼をコツコツ回復
月々の返済を着実に継続することで、金融機関も「改善の意志がある」と判断してくれます。これが将来の追加融資への布石になります。
ステップ3:設備投資の再計画
老朽化した機械の更新を目指すには、信用回復が大前提。しっかりと数字で改善を示し、再投資につなげていきましょう。
FP的視点と税理士的視点の融合がカギ
このケース、もう1つの反省点は「税理士が経営全体を見られていなかった」こと。
会社と家庭、両方のお金の流れを把握し、適切な役員報酬と融資戦略をアドバイスできる存在が求められます。
経営者と共に“未来を描けるパートナー”が必要なんです。
おわりに:お金の使い方は信用のバロメーター
決算書は過去の記録であり、未来の指針です。
ちょっとしたズレが、金融機関からの信用失墜につながることもあるからこそ、今一度、会社のお金の使い方を見直してみませんか?
我々も、そんな再建のサポートを全力で行っています。お気軽にご相談くださいね。
フリーダイヤル tel:0120-335-523