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是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
【診断士試験直前!】中小企業診断士の“デメリット”3選|挑戦者が知っておくべき現実
はじめに:「試験まであと1ヶ月…でも本当に大丈夫?」
こんにちは、起業コンサルタント®・税理士の中野裕哲です。
中小企業診断士試験までいよいよ1ヶ月。受験される皆さま、不安も大きい時期かと思います。前回は「メリット」を解説しましたが、今回は真逆の「デメリット」に焦点を当てます。
長時間勉強する価値があるのか、本当に働きながら目指せるのか…受験を迷う方にとって、冷静に判断する材料になるはずです。
中小企業診断士って?“経営のお医者さん”の役目とは
動画でも話されていましたが、診断士とは単なる評価者ではなく、中小企業の経営課題を論理的に分析して、最適な解決策を提示する「お医者さん」のような存在です。
例えば「売上が伸びない」という症状が出たときに、原因を見極めて処方箋を示す。そして経営者と一緒に改善へ取り組むのが診断士の役割ですね。
その力を育むのが、幅広い7科目をカバーする難関の試験と体系的な学習です。
デメリット①:膨大な勉強時間が必要(=生活が犠牲になる可能性)
一つ目の最大のデメリットは、学習時間が膨大であることです。
一般に「1000時間ほど」と言われますが、仕事や育児などがある方では3000〜5000時間かかるケースも珍しくありません。
動画の例では、受験の影響でプライベートな時間が削られ、家庭にひずみが生じた方もいらっしゃったとのこと。それだけ集中が必要な試験ということなんです。
デメリット②:大きなコストがかかる—試験対策費用は数十万〜数百万円
二つ目のデメリットは、お金がかかる点です。
独学なら安いですが、多くの方は予備校や通信講座を活用します。特に二次試験の答案練習や添削付きの「養成課程」を受講すると、200万〜300万円近く費用がかかることもあります。
通信講座でも30万~50万円程度が一般的。高額の投資になりますので、**元を取れるだろうか?**を慎重に考える必要があります。
デメリット③:資格だけでは仕事に直結しにくい
三つ目のデメリットが、「資格を持っているだけでは仕事にならない」点です。
たとえば税理士や社労士は、資格があれば代行業務などで直接収益化できます。しかし、診断士には独占業務はありません。
そのため、過去の実務経験や得意分野、営業力、人脈などがなければ、仕事として活かすのは容易ではありません。
資格に+αの価値(経験、他資格、ネットワークなど)が必要なのです。
飲食業の創業支援者が語る:飲食業界の厳しい現実との類似性
診断士の話に重なるのが、飲食業界の現実です。創業融資や事業計画に関して支援している中で痛感するのは、綿密な準備なしでは継続できない業界構造です。
最新統計では、飲食店の**1年以内の廃業率は約30%、3年以内では約50%**とされています foods-route.jp。
診断士もそうですが、準備と継続力が不可欠な戦いなのです。
デメリットまとめ:3つの落とし穴を突破できるか?
デメリット | 内容 |
---|---|
時間の過重負担 | 仕事や家庭との両立が難しくなる可能性あり |
費用の大きさ | 通信講座や養成課程に数十万〜数百万円が必要 |
資格が仕事につながりにくい | 実務経験や他の資格との組み合わせが重要 |
これらを理解したうえで、「それでも挑戦したい!」という意思があるなら、大きな価値のある資格でもあります。が、ただの情報や他者の成功例を鵜呑みにしないことが重要です。
それでも挑戦するなら:成功するための心得
✔ 学習計画を“見える化”する
1日2時間、週末まとめて…など、しっかりスケジュール組みましょう。
✔ 費用対効果を考える
独学+実務経験で進めるか、通信講座を使うか。目的と資金と両立させて検討を。
✔ 資格以外の価値を磨く
専門分野(例:製造業、金融など)+人間関係構築+営業力。この組合せで仕事に結びつきます。
最後に:創業資金や経営課題へのサポートも!
「診断士を目指したいけど、自分の業界に当てはまるかな?」
「創業前で資金調達の相談をしてみたい…」
そんな方は、決算書や事業計画書を基にした無料相談をご利用いただけます。資格だけでなく、「現実の経営にどう使えるのか?」という視点で一緒に整理していきましょう。
資格はゴールではなく始まりです。あなたの夢と経営を、信頼できるスキルと知識で支えたいと思っています。
フリーダイヤル tel:0120-335-523