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コラム

【爆アゲ税理士 中野さんのコラム】イノベーション=技術革新は誤訳?!

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イノベーションの本当の意味とは?起業に活かす「新結合」思考

こんにちは!
いつもありがとうございます。

V-Spiritsグループ代表で、
爆アゲ税理士の中野です。

ドラッカーが語る「イノベーションの7つの種」

経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーは、
イノベーションは「ひらめき」や「天才の産物」ではなく、
一定のパターンから生まれると説きました。

その代表的なフレームワークが、
次の「イノベーションの7つの種」です。

  • (1)予期せぬもの
  • (2)ギャップ
  • (3)ニーズ
  • (4)産業構造の変化
  • (5)人口構造の変化
  • (6)意識の変化
  • (7)発明・発見

この7つは、
「どこを見れば新しいビジネスのタネが見つかるのか」
を示した、非常に実践的な視点です。

この考え方に沿って世の中を観察していくと、
起業や新規事業のアイデアは、
決して特別な場所にあるわけではないことが分かります。

むしろ、
日常や業界の「当たり前」の中に、
イノベーションの芽は潜んでいるのです。

「イノベーション=技術革新」は誤解だった?

ただ、この話をすると、
多くの方がこう感じます。

「イノベーションって、
高度な技術がないと無理なんじゃないですか?」

この違和感の正体は、
日本におけるイノベーションの翻訳にあります。

日本では長らく、
イノベーション=技術革新、
という意味で使われてきました。

その結果、
「理系じゃないから無理」
「発明できないから起業できない」
と誤解してしまう人が増えたのです。

しかし、
これはイノベーションの本質から、
大きくズレた理解です。

本来の意味は「新結合」だった

イノベーションという概念を最初に理論化したのは、
経済学者のヨーゼフ・シュンペーターです。

彼が用いた言葉は、
New Combination(新結合)

つまり、
イノベーションとは、
まったく新しい技術を生み出すことではなく、
既存の要素を新しく組み合わせることを意味します。

この点については、
「技術革新」という訳語が適切なのかどうか、
国会答弁でも議論されたことがあるほどです。

参照:参議院の質疑応答

この「新結合」という視点を持つだけで、
起業や新規事業へのハードルは、
一気に下がります。

身近なイノベーションの例:iPhoneも実は新結合

イノベーション=新結合、
と考えると、
世の中の見え方がガラッと変わります。

代表例が、
スティーブ・ジョブズのiPhoneです。

iPhoneは、
ゼロから生まれた発明ではありません。

タッチパネル、通信技術、
インターネット、デザイン思想など、
すでに存在していた要素を、
絶妙に組み合わせただけです。

しかし、その組み合わせ方が革新的だったため、
結果として世界を変える商品になりました。

つまり、
発明や特許がなくても、
組み合わせ次第で十分にイノベーションは起こせるのです。

ビジネスモデルの組み合わせという発想

この「新結合」の考え方は、
ビジネスモデルにもそのまま応用できます。

ビジネスモデルは、
次の3つに分解できます。

  1. 誰に(ターゲット)
  2. 何を(商品・サービス、提供価値)
  3. どのように(提供方法・仕組み)

この1〜3のどれかを少し変えるだけでも、
立派なイノベーションになります。

例えば、
「誰に」を変える。
「何を」を組み替える。
「どのように」をオンライン化する。

それだけで、
まったく新しいビジネスモデルが生まれるのです。

技術革新なんて、
必ずしも必要ありません。

起業を難しく考えすぎていませんか?

起業や新規事業というと、
「何かとてつもなく革新的なことをしないといけない」
と考えがちです。

しかし、
それが起業を遠ざけている原因でもあります。

実際には、
既存のアイデアや仕組みを、
自分なりに組み合わせるだけで十分です。

むしろ、
その方が再現性が高く、
リスクもコントロールしやすい。

ぜひ、
「イノベーション=新結合」
という視点で、
アイデア出しを楽しんでみてください。

アイデアを考えるのは、
本当に楽しいですよ!

よくある質問(FAQ)

Q1. 技術力や特許がなくてもイノベーションは起こせますか?

はい。
既存の要素を組み合わせるだけで、十分に可能です。

Q2. 新結合のアイデアはどうやって見つければいいですか?

ドラッカーの「7つの種」を意識して、
日常や業界の変化を観察することが有効です。

Q3. 小さな工夫や入れ替えでもイノベーションになりますか?

なります。
むしろ小さな新結合こそ、現実的で成功しやすいイノベーションです。

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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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