
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
公庫と銀行、併用して融資は可能?実務家が教える併用活用術
はじめに|「公庫と銀行の併用ってOK?」その疑問、ズバリ解決します!
「公庫からも借りたいけど、銀行からも借りられるのかな?」
「同時に申し込んでいいの?断られない?」
そんな疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか。
ズバリ言います。
公庫と銀行、併用できます!
でも、ちょっとした「コツ」と「注意点」があるんです。
結論から言うと「併用OK!」|その理由を丁寧に解説
それぞれの審査は“別もの”です
まず基本からお伝えすると、公庫と銀行では審査機関も判断基準も異なります。
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公庫(日本政策金融公庫):国が設立した政策金融機関
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銀行(地方銀行、信用金庫など):民間の金融機関
つまり、審査はまったく別々に行われるため、併用しても問題ありません。
実際にはどうやって併用する?|代表的なスキームは「協調融資」
代表的な方法が「協調融資(きょうちょうゆうし)」です。
たとえば、
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公庫から500万円
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銀行から500万円
合計1000万円を調達する、というような方法です。
これは一方が「公庫が500万円出すなら、うち(銀行)も500万円出しますよ」と歩調を合わせて行うもので、お互いにリスクを分担しながら、資金調達を支援する形です。
協調融資のメリットとは?
1. 必要な資金を確保しやすい
単独の金融機関だけでは「ちょっと難しいかも」と言われた金額も、2つの金融機関が協力すれば可能性が高まります。
2. 銀行の信用が上がる
「公庫と連携している=経営に真剣に取り組んでいる」と評価され、今後の銀行取引にもプラスに働くことがあります。
でも気をつけて!協調融資には“デメリット”もある
ズバリ、これが意外な落とし穴。
1. どちらかが「NG」だと全体がNGに
協調融資は、どちらかの金融機関が「やらない」と言えば、話が進みません。
つまり、
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公庫「OK」
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銀行「NG」
この場合、協調融資としては不成立になります。
2. 計画の変更が難しい
「500万円ずつで1000万円の事業計画で出しました」
→「銀行がダメだから公庫だけで500万円借ります!」
こういうケース、実務的にはかなり難しいんです。
なぜなら、
事業計画は“1000万円で実行する”という前提で作られているから。
柔軟に考えよう!「事業のスケール調整」も選択肢
仮に銀行がNGだった場合、公庫からの500万円だけで事業計画を再構成するという方法もあります。
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設備投資を縮小する
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スタッフの雇用時期を見直す
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広告費を抑える
など、事業のスケールを調整すれば、単独融資でも実行可能になるケースもあります。
まとめ|公庫と銀行の併用は「あり」!でも慎重な計画がカギ
公庫と銀行の併用は可能です。ただし、そのためには…
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明確な事業計画
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柔軟な資金繰り
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それぞれの金融機関の特性に配慮した申請戦略
が必要です。
そしてなにより、事前の相談と準備が非常に大切です!
「どっちにどう説明すればいいの?」
「そもそもこの事業内容で通るの?」
そんなときは、ぜひ私たち専門家にご相談ください。
フリーダイヤル 0120-335-523