
製本テープの選び方と使い方完全ガイド|経理・総務担当のためのきれいで効率的な資料づくり
はじめに:製本テープを制する者は資料作りを制す
経理や総務の仕事では、社内外に提出する資料、契約書、報告書などをきれいに仕上げる必要がありますよね。
その際に欠かせないのが**「製本テープ」**です。
「ただのテープでしょ?」と思った方、ズバリ言います。製本テープは資料の印象を大きく左右する重要アイテムです。
見た目が整っている資料は、それだけで会社の信用度を上げる力があります。
本記事では、製本テープの種類・選び方・貼り方のコツ・よくある失敗例とその防止策まで、実務で役立つノウハウをたっぷり解説します。
製本テープとは?
製本テープは、複数枚の書類をまとめて本のように仕上げるための専用テープです。
背表紙の役割を果たすため、見た目を整えるだけでなく、書類の耐久性を上げる効果もあります。
製本テープの主な特徴
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表面はビニールや紙でコーティングされており、耐久性が高い
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裏面に強力な粘着剤がついている
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厚さや長さ、色、粘着力など、用途に応じた種類が豊富
製本テープの種類
製本テープにはいくつかのタイプがあります。
それぞれの特徴を押さえておくと、仕上がりが格段に良くなります。
1. クラフトタイプ
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紙ベースで軽量
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温かみのある仕上がり
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コストが安く、短期間の資料に向く
2. ビニールタイプ
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表面がツルツルで耐久性が高い
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高級感があり、契約書や長期保存資料に向く
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汚れや水に強い
3. 再剥離タイプ
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一度貼ってもはがせる
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一時的な製本や仮止め用
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長期保存には不向き
製本テープの選び方
① 厚みに合わせて幅を選ぶ
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10mm幅:数枚〜10枚程度
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20mm幅:30枚程度
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30mm幅:50〜100枚程度
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厚すぎる資料に細いテープを貼ると剥がれやすくなります。
② 色で印象を決める
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黒:フォーマルで落ち着いた印象
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紺:信頼感・安定感
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白:清潔感
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赤:目立たせたい資料やプレゼン用
③ 粘着力の強さ
長期保存資料は強粘着タイプ、短期利用なら弱粘着や再剥離タイプが便利です。
製本テープの貼り方【実務向け手順】
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紙を揃える
ホチキスやクリップで仮留めしておくとズレません。 -
テープをカット
資料の高さ+上下5mm程度余裕を持たせます。 -
背に合わせる
テープの中心線を紙の背に合わせ、片側ずつ貼ります。 -
しっかり圧着
指やヘラで押さえ、粘着をなじませます。
製本テープの失敗あるあると防止策
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曲がって貼ってしまう
→ 貼る前に下書き線を引く -
剥がれてくる
→ 幅と粘着力を適切に選ぶ -
気泡やシワが入る
→ 中心から外側に向けて貼る
製本テープを使うべき場面
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契約書・覚書の提出時
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年度末の報告書
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社内マニュアルの作成
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プレゼン資料のまとめ
特に取引先や役員会に提出する書類は、見た目の印象が信頼度に直結します。
まとめ:製本テープで資料の格を上げる
製本テープは単なる文房具ではなく、あなたの会社の印象を高める営業ツールの一つです。
経理・総務担当の方こそ、きれいな資料づくりにこだわることで、社内評価も取引先からの信頼もアップします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 製本テープは100均のもので十分ですか?
A. 短期利用ならOKですが、長期保存や重要書類は粘着力の高いメーカー品をおすすめします。
Q2. 製本テープを貼った後にページを追加できますか?
A. 基本的にはできません。ページ追加が予想される場合は再剥離タイプを使用しましょう。
Q3. テープの色はどう選べばいいですか?
A. 公式文書や契約書は黒や紺が無難。プレゼン資料は赤や青で目立たせるのも有効です。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。