北海道信用保証協会の取り組み
北海道信用保証協会は、地域の中小企業を支えるために多様な保証制度を提供しています。特に経営安定関連保証(セーフティネット保証)5号は、経済危機や災害時における資金繰りの安定をサポートする重要な制度です。
保証制度の詳細
この保証制度は、全国的に業況が悪化している業種に属する中小企業者を対象としています。以下に、具体的な内容を紹介します。
- 資格要件: 業況が悪化している業種として指定された業種に属する事業を行う中小企業者で、市町村長の認定(5号)を受けた方。
- 保証限度額: 通常の保証限度額の別枠で利用可能。普通保証は2億円以内(組合等は4億円以内)、無担保保証は8,000万円以内。
- 資金使途: 経営の安定に必要な資金。
- 返済方法: 一括返済または分割返済。
- 保証期間: 定めなし。
- 貸付形式: 手形貸付、証書貸付。
- 融資利率: 金融機関所定。
- 担保: 必要に応じて徴求。
- 保証人: 必要となる場合がある。
- 保証料率: 信用保証料率表(PDF)を参照。
- 必要書類: 通常の申込書類のほか、市町村長が発行する「認定書(5号)」。
認定(5号)要件の概要
認定を受けるための要件は以下の通りです。
- 指定業種に属する事業を行っており、最近3ヵ月間の売上高または販売数量が前年同期の平均売上高等に比して5%以上減少している中小企業者。
- 指定業種に属する事業を行っており、製品等原価のうち20%以上を占める原油等の仕入価格が20%以上上昇しているにもかかわらず、製品等価格に転嫁できていない中小企業者。
※認定の手続きは、市町村窓口となります。(法人の場合は本店登記地、個人の場合は事業所所在地の市町村)
まとめ
北海道信用保証協会の保証制度は、地域の中小企業が安定した経営を続けるための強力なサポートとなります。ぜひこの機会に制度を活用し、事業の成長を目指してみてください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。