北海道信用保証協会の取り組み
北海道信用保証協会は、中小企業や小規模事業者の経営基盤を強化するための様々な制度を提供しています。特に、BCP策定サポート保証制度は、事業継続計画(BCP)の策定や見直しを行う企業を支援するための重要な制度です。
BCP策定サポート保証制度の概要
この制度は、BCPの策定や見直し、そしてBCPに基づく環境整備に必要な資金の円滑化を図ることを目的としています。中小企業や小規模事業者が災害等に備えるための取り組みを支援し、経営の安定化を図ります。
資格要件と申込方法
BCPの策定または見直しを行い、災害等に備える中小企業・小規模事業者が対象です。申込は金融機関経由で行います。
保証限度額と形式
保証限度額は2億8,000万円以内で、保証形式は個別保証となります。保証割合は責任共有制度の対象となる取扱に限ります。
保証期間と返済方法
一括返済の場合は1年以内、分割返済の場合は10年以内とし、据置期間は1年以内です。返済方法は一括返済または分割返済が選べます。
信用保証料率と対象金融機関
信用保証料率は年0.40%から1.71%で、通常料率から10%割引されます。対象金融機関は約定書締結金融機関です。
対象資金と貸付形式
資金使途は事業資金(運転・設備資金の併用可)で、BCPの策定や見直しに必要な資金、防災・減災に資する施設等の整備に係る資金が含まれます。貸付形式は証書貸付または手形貸付です。
担保・保証人と添付書類
担保は必要に応じて徴求し、保証人は必要となる場合があります。添付書類には、BCPの策定または見直しに必要な見積書や契約書、現行のBCPなどが含まれます。
BCP策定サポート保証制度の利点
この制度を活用することで、企業は災害時のリスクを軽減し、経営の安定化を図ることができます。ぜひこの機会に制度を活用し、事業の成長と発展を目指してください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。