
信用金庫と銀行の違いとは?起業家・経営者必見の金融機関の選び方!
- はじめに:その金融機関、ちゃんと選んでますか?
- 信用金庫と銀行の基本的な違い
- 成り立ちと理念の違いを知ると見えてくる本質
- 信用金庫の強みとは?
- 銀行を活用するべきタイミングとは?
- 信金と銀行を賢く“併用”するプロ流テクニック!
- 実例で学ぶ!資金調達の成功・失敗事例
- まとめ:あなたにとっての“最適な金融機関”とは
はじめに:その金融機関、ちゃんと選んでますか?
どうもこんにちは!起業支援コンサルタント、中野裕哲です!
起業したての方からよく受ける質問がこれ──「銀行と信用金庫って、どっちに相談したらいいんですか?」。
はい、ド直球すぎる質問なんですが、実はこの違いをちゃんと理解している人は少ない!これを知らないと、融資も資金調達も思ったように進みません。
本記事では、起業家・中小企業経営者の皆さんが安心して金融機関と付き合えるよう、「信用金庫」と「銀行」の違い、そして付き合い方の極意をお伝えします!
信用金庫と銀行の基本的な違い
まず結論から言います。銀行と信用金庫は“営利目的”と“非営利協同組織”という大前提が違うんですね。
項目 | 銀行 | 信用金庫 |
---|---|---|
設立根拠 | 銀行法 | 信用金庫法 |
目的 | 営利(株主利益) | 非営利(会員相互扶助) |
出資者 | 株主 | 会員(地域住民や中小企業) |
営業エリア | 全国 | 地域限定(営業区域制限あり) |
主な取引先 | 大企業~中小企業まで幅広く | 中小企業・個人事業主・地域住民 |
はい、この時点でもう、「あれ、自分はどっち向き?」ってなんとなく見えてきましたね!
成り立ちと理念の違いを知ると見えてくる本質
信用金庫はもともと地域経済の発展を目的にした「助け合い」の組織。つまり、“近所の会社を助けたい”という心意気から生まれてます。
一方で銀行は、全国展開して株主の利益を最大化することがゴール。だからどうしても、「与信スコア」「過去の実績」が重視されやすい。ここが起業家にとってはネックになることもあるんですね。
信用金庫の強みとは?
信用金庫は起業家や中小企業にとって非常に頼もしい存在!以下のような強みがあります。
- 融資審査が比較的柔軟
- 創業直後でも相談しやすい
- 職員が親身になって話を聞いてくれる
- 地元企業とのマッチングを積極的にしてくれる
- 補助金・助成金情報に強い
まさに「地元密着のパートナー」って感じです。
銀行を活用するべきタイミングとは?
もちろん銀行にも強みはあります!
- 取引金額が大きい案件には強い
- 全国のネットワークを活かせる
- 海外進出やM&Aにも対応可能
- 専門部署による分析力・提案力が高い
なので、企業がある程度成長してきた段階では「信用金庫→銀行」へとシフトするという戦略もアリです!
信金と銀行を賢く“併用”するプロ流テクニック!
実はこの“両方付き合う”ってのが一番強いです。
例えば…
- 創業融資は信用金庫で
- 売上が増えたら銀行に口座開設
- 経営相談は信用金庫に
- 事業拡大のファイナンスは銀行に相談
これが“ハイブリッド戦略”!
実例で学ぶ!資金調達の成功・失敗事例
成功事例:信金を起点に大手銀行との連携に成功
ある飲食スタートアップは、創業時に信金からの融資を獲得。その後、信金職員の紹介でメガバンクとの接点ができ、事業拡大時に大口融資を受けられました。
失敗事例:銀行だけに頼って融資NG
一方で、「とりあえず大手が安心だろう」と銀行だけに相談し、審査基準が厳しくて融資が通らなかった事例も…。信金なら通っていた内容だっただけに、戦略の選択ミスが明暗を分けました。
まとめ:あなたにとっての“最適な金融機関”とは
起業や経営は「お金」の問題と切っても切り離せません。そして、その「お金」を支えてくれるパートナーが「金融機関」。
だからこそ、信用金庫と銀行の違いを正しく理解して、自社のステージや目的に応じて使い分けることが大事なんです。
あなたにとっての“最適な金融機関”──それを見つけるお手伝いを、私が全力でさせていただきます!
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無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。