
フランチャイズビジネス①:基本構造と成り立ちを知る
本日から1週間かけて、【フランチャイズビジネス】について解説してきます。ここ最近、フランチャイズ加盟における資金調達の相談がかなり増えています。
弊社としても、フランチャイズ本部様との提携や日本全国でフランチャイズ起業を行う方々の資金調達のご支援を行っております。たくさん頂いた相談を踏まえて解説していきたいと思います。
元々、フランチャイズビジネスは1963年(昭和38年)に日本に初めて導入されて以来大きく成長し、現在もマーケットシェアも大きく形成しており、その業種は、小売業ではコンビニエンスストア・ドラッグストア・洋菓子店・ベーカリーショップ・家電店など、外食産業ではハンバーガーショップ・牛丼店・居酒屋・カフェ・アイスクリーム店など、サービス業ではレンタル・学習塾・クリーンサービス・リフォーム・介護・福祉など、あらゆる分野に広く浸透しています。
これは、フランチャイズシステムが、顧客創造と地域社会への貢献、そして経済活性化、雇用の創出など社会経済に寄与し得る優れたシステムであると広く社会に認識されたことを示しているといえます。
近年では、同業種においても様々な分野のフランチャイズがあり、参入に対するハードルも低くなったように感じます。
フランチャイズビジネスの3要素
①本部と加盟者は各々独立した事業体であり、契約に基づく共同事業
本部と加盟者は法律的にも財務的にも各々独立した事業体であり、共同経営を行うものではありません。経営の成功・失敗は個々にあり、当然のことながら本部の経営責任は本部の経営者が負い、加盟店の経営責任は加盟者の経営者が負うものです。
②フランチャイズパッケージ
フランチャイズパッケージとは、「フランチャイズ契約によって、本部が提供することを約束し、加盟者が対価を支払って利用する一定の経営システムないし一連のプログラム」です。
③フランチャイズビジネスの仕組み
フランチャイズパッケージの見返りとして、加盟者は本部に対価を支払う仕組みになっています。加盟者は本部から受ける特権やフランチャイズパッケージに対して、加盟金やロイヤリティ等の対価を本部に支払うとともに、必要な事業資金は自ら投入しなければなりません。一方、本部は加盟者に対して、本部の事業と同一の事業を行うために必要な指導と支援を行い、加盟店は本部の指導と支援のもとで本部の事業と同一のイメージを維持するよう事業活動を行います。
上記が基本となっており、まずは、理解することが大事であります。
弊社では、起業家・経営者をご支援できるよう多くの金融機関と連携しております。銀行選びはどうすれば良いか、融資についての相談をしたい、資金繰りで悩んでいるなど、各種専門家が課題解決を行っております。また、V-Spiritsグループでは、税理士・社労士・司法書士と勢揃いしておりますので、貴社の事業をワンストップで支援ができます!無料相談もしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。