おはようございます。12/2日、「日本人宇宙飛行記念日」です。1990年のこの日、TBSの秋山豊寛記者(当時)を載せたソ連のソユーズTM11号が打ち上げられ、日本人初の宇宙飛行に成功した。
今回のテーマは、【在庫資金と仕入れ資金の違い】です。資金繰りをしていく上でこの部分は絶対に認識しておかないと先々つまづくことになってしまいます。
例として、コンビニエンスストアのような小売業で考えてみましょう。当然、お店を開店する前には、商品を並べなければなりません。コンビニに行ってお茶は注文頂いてから取り寄せます。ってなったら誰も買いませんよね。ということは、お店の開店前に商品を買って仕入れしなくてはなりません。つまり、仕入れのお金を支払うのが先になるということです。
仮に、お店に並べる商品の総額が300万円だったとしましょう。このお店に並べておく商品のことを在庫といいます。お店を始める前には商品(在庫)を並べておく必要があります。そして、お店に並べた在庫相当分のお金(ここでは300万円)は、永遠に在庫のままです。なぜなら、たとえ売れたとしても、売れた分だけの補充をするわけですから永遠に在庫相当分のお金は在庫のままです。この在庫の為に必要なお金のことを在庫資金といいます。例えば、在庫300万円の中から、150万円が売れたとしましょう。常にお店には300万円分の商品を並べておかなければならないとすれば、売れた150万円分を新たに仕入れなければなりません。もし、売れた代金の入金がまだだったとしたら、どうやって新たな仕入れの支払いをしたら良いでしょうか?手持ち資金が無ければ新たに仕入れることはできません。ということは、新たに仕入れ支払用のお金として150万円のお金が出ていく事になります。この在庫補充のための仕入れに必要なお金のことを、仕入れ資金といいます。
ここでのポイントは、用意した在庫の中から、売れた分(在庫が減った分)だけを仕入れるのであれば、そんなに難しい話ではありませんが、実際には在庫がなくなってお店の棚が空っぽになってから仕入れたのでは遅いのが現実です。なので、売れることを見越して仕入れをするケースも多いです。
この場合、前回解説したように、売上の1ヶ月程度の手持ち資金を用意することができていれば、こういった場合でも仕入れ資金はありますから安心です。しかし、もし用意することができなければ、この段階で資金調達、銀行などからの融資を考えなくてはなりません。
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