これから起業する方や、起業したばかりの方、中小企業の経営者にとって強い味方となってくれるのが「日本政策金融公庫」。国が100%の株式を保有する政策金融機関であるため、民間の金融機関に比べて低金利で融資を受けられるのが特徴です。
弊社V-Spiritsには、元公庫の支店長や、元金融機関の融資担当者が在籍しており、融資に関するノウハウや実績が豊富にあります。
今回は公庫で創業融資を受ける際のポイントや、おすすめの融資について、弊社の専門家がわかりやすく解説します。
【目次】
公庫へ相談に行く前に、絶対に知っておきたい2つのこと
公庫の創業融資審査で見られる3つのポイント
①事業経験
②自己資金
③資金使途
★公庫への融資相談は、初めが肝心です★
初心者向け!日本政策金融公庫のおすすめの4つの融資
(1)これから起業する人・起業から2年以内の人は、【新創業融資制度】
(2)創業後7年以内で、条件を満たせば使える【新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)】
(3)NPOや社会福祉系の事業なら、【ソーシャルビジネス支援資金】
(4)借入金ではなく、自己資金にできる【資本性ローン(挑戦支援資本強化特例制度)】
◎日本全国の公庫支店一覧
【無料相談可】融資のご相談は、税理士法人V-Spiritsグループにお任せください!
補助金のご相談もお待ちしています
公庫へ相談に行く前に、絶対に知っておきたい2つのこと
最初に、これから初めて公庫に相談へ行く方に対し、絶対に知っておいてほしいことを2点お伝えします。この2つを知っているかどうかで、その後の資金調達が大きく左右します。
公庫の創業融資審査で見られる3つのポイント
公庫は融資相談者に対して、「返済能力があるかどうか」を様々な角度から見て判断しています。以下3つのポイントをクリアしていくことが大事です。
①事業経験
これから起業する事業経験の有無が非常に重要です。融資審査は相談者が歩んできた過去を基に判断をしていきます。異業種からの起業となると、売上が上がるのか?経営はしていけるのか?など厳しい見方をされます。
②自己資金
自分自身が事業に対してどのくらいの資金を準備したかです。自己資金を準備すべき割合は、これから始める事業規模によって異なります。自己資金が少ないと融資審査では不利に働いてしまいます。自己資金はいきなり準備ができるものではありませんので、起業を考えた時からコツコツと準備していくことが必要です。面談の際には通帳の確認もありますので、申告した金額と通帳の整合性が求められます。
③資金使途
資金使途とは、融資を受けたお金を何に使うかです。創業期ですから、手元にお金があれば安心して経営を行うことができますが、必要以上に融資を受けることは難しいです。
また、資金使途は運転資金と設備資金の2つに分けられています。運転資金を設備に、設備資金を運転に誤って転用してしまうと、資金使途違反になりますので注意が必要です。
そのほか、融資を受けるためには、事業計画や資金計画がきちんとしていて、整合性・実現性が高いことが非常に重要です。
また、融資面談を受けるさいは、誠実さを示すためにも、服装や言葉遣いに気をつけましょう。融資相談は商談と同じです。スーツ着用の義務はありませんが、奇抜な服装(露出が多いなど)は避けましょう。
★公庫への融資相談は、初めが肝心です★
融資は一発勝負です。公庫には相談記録が残るので、はじめから安易な気持ちで直接公庫へ行くのは危険です。いちど融資の審査で否決された場合は、最低半年間は事業に変化が出るまでは申し込みを自重した方がよいでしょう。もちろん否決の履歴も残っているため、再度融資申請をしたい場合は、よっぽど大きく変わったことを証明できないと厳しいでしょう。
融資の審査に一発で通過するためには、「準備と対策」を怠ってはいけません。
まずは弊社のような融資の専門家に相談することを強くおすすめします。
弊社オフィスは公庫池袋支店と同一ビル内にあり、毎週公庫担当者との定例会などを通じ、公庫と連携して起業家・経営者の方々のサポートを行っています。
弊社オフィスまたはオンラインで、弊社専門家と1時間の無料面談が可能です。是非お気軽にお問い合わせください。
初心者向け!日本政策金融公庫のおすすめの4つの融資
ここからは、融資の専門家がおすすめする公庫の融資を5つご紹介します。この中には、条件を満たせば自己資金ゼロで受けられる融資も存在します。
(詳しくはこちら:起業したいけどお金がない!自己資金なしで融資を受ける方法や、自己資金の作り方)
(1)これから起業する人・起業から2年以内の人は、【新創業融資制度】
創業融資といえば、まず初めに検討したいのがこちらの「新創業融資制度」です。まだ事業が安定していない創業期において、低金利、無担保無保証人で利用することができます。これから起業する方にとってはうってつけです。
対象者 | 新たに事業を始める方
または事業開始後税務申告を2期終えていない方 |
自己資金要件 |
新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を1期終えていない方の場合は、創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金(事業に使用される予定の資金)を確認できる方 (※例外あり) |
融資限度額 | 3,000万円(うち運転資金1,500万円) |
担保・保証人 | 不要 |
詳細URL | https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/04_shinsogyo_m.html |
(2)創業後7年以内で、条件を満たせば使える【新規開業資金(女性、若者/シニア起業家支援関連)】
「新規開業資金」の中にある、「女性の方」「35歳未満または55歳以上の方」の創業を支援するための融資制度です。低金利で借入できるため、対象となる起業家・経営者の方にはぜひ検討してほしい融資です。
対象者 | 新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方のうち、「女性」または「35歳未満か55歳以上」である人 |
資金の使途 | 新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする設備資金および運転資金 |
融資限度額 | 7,200万円(うち運転資金4,800万円) |
担保・保証人 | 要相談 |
詳細URL | https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/02_zyoseikigyouka_m.html |
(3)NPOや社会福祉系の事業なら、【ソーシャルビジネス支援資金】
社会的課題の解決を目的とする事業者を支援するための融資制度です。
対象者 |
次の1または2に該当する方 |
資金の使途 | 事業を行うために必要な設備資金および運転資金 |
融資限度額 | 7,200万円(うち運転資金4,800万円) |
担保・保証人 | 要相談。NPO法人の場合は、利率を上乗せすることで、代表者保証が不要になります。 |
詳細URL |
(4)借入金ではなく、自己資金にできる【資本性ローン(挑戦支援資本強化特例制度)】
スタートアップや新規事業展開、海外展開、事業再生に取り組む事業者向けの融資です。技術やノウハウに新規性があることが求められます。この融資は「資本性ローン」であるため、借入金ではなく自己資金としてみなすことができ、財務体質を強化できるのが特徴です。
〇小規模事業者
対象者 |
次の1.と2.の両方を満たす方 |
資金の使途 | 該当する融資制度に定める設備資金および運転資金 |
融資限度額 | 7,200万円(別枠) |
担保・保証人 | 原則不要 |
詳細URL | https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/57.html |
〇中小企業事業
対象者 |
新規事業、経営改善、企業再建などに取り組み(※)、地域経済の活性化のために一定の雇用効果(新たな雇用または雇用の維持)が認められる事業、地域社会にとって不可欠な事業、技術力の高い事業などをおこなう方。 |
融資限度額 | 1社あたり 10億円 |
担保・保証人 | 原則不要 |
詳細URL | https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/57_t.html |
◎日本全国の公庫支店一覧
公庫の支店は日本全国に152店舗(2023.6現在)あり、豊島区・池袋支店は、弊社V-Spiritsのオフィスと同じビル内にあります。
店舗案内の一覧はこちら:https://www.jfc.go.jp/n/branch/
【無料相談可】融資のご相談は、税理士法人V-Spiritsグループにお任せください!
融資を申し込む際は、万全の「準備と対策」が鉄則です。そのためには、まずは経験豊富な専門家に相談し、事業計画や資金計画などについて、客観的にアドバイスしてもらうのが得策でしょう。
弊社には元公庫の支店長や、元金融機関の融資担当者が在籍しており、融資に関するノウハウや実績が豊富にあります。これから融資を検討されている方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。
融資の専門家による、1時間の無料相談をお受けしています。
補助金のご相談もお待ちしています
弊社は融資だけではなく、補助金による資金調達の支援も得意です。弊社V-Spiritsには、補助金の元審査員や専門家、中小企業診断士が在籍しており、お客様の補助金の申請から実績報告まで、全面的にサポートしております。
もし補助金についてもご興味のある方は、ぜひお気軽にお声がけください!
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