
事業経験は何年あれば融資審査に通るのか?元信金マンが解説
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V-Spiritsグループの元信金マン小峰精公です。
このコラムでは、実際にあった事例や融資相談でリクエストが多かった内容をシェアしていきます。
よくある質問:事業経験は何年必要か?
今回は、「事業経験は何年あれば融資審査に通るのか?」といった声が多いので紹介していきます。
ここで言う事業経験とは、これから起業する事業分野で働いたことがある経験年数を指します。
もちろん未経験より経験があった方が良いですが、融資審査で重要視されるのは年数の長さではありません。
過去の制度:年数要件があったケース
例えば、日本政策金融公庫の新創業融資では、かつて6年以上の業種経験が要件の一つとなっていました。
しかし、実際には以下のようなケースもあります。
- 未経験業種で起業して成功している人がたくさんいる
- 逆に、経験者でも事業が立ち行かず廃業に至るケースもある
この背景からも、「経験年数〇年以上あれば安心」とは一概には言えないのです。
融資審査で重要なのは「経験の濃さ」
融資審査において本当に重視されるのは経験の濃さです。
例えば、飲食店で6年間ホール担当を中心に経験してきた人と、3年間でホール・キッチン・店長まで経験してきた人とでは、
後者の方が事業を運営するための経験値の幅と深さがあると判断されやすいです。
未経験でも融資審査に通る可能性はある
金融機関の創業融資審査は、実績が無いので過去の情報から将来を予測します。
そのため、未経験者であっても以下があれば審査に通る可能性があります。
- 見通しの根拠が明確である
- 裏付けとなる資料や計画が用意されている
- 支援者や協力者がいる
まとめ:経験の長さより「質」を意識しよう
これから起業する方は、今している経験をできるだけ濃いものにしてください。
経験の長さよりも、どれだけ経営に直結するスキルや知識を積んでいるかが重要です。
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