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美容室開業に必要な手続き・資格・注意点を徹底解説|失敗しない開業準備のすべて
今回は美容業界を目指す方から非常に多いご相談、「美容室を開業するにはどんな手続きが必要なのか?」について、分かりやすく解説します。
「場所さえ決まればすぐオープンできる」と思われがちですが、実は美容室開業にはいくつもの法的手続きや許可、資格の確認が必要です。
この記事では、元行政の審査経験をもつ専門家チームが監修した内容をもとに、初めての方でもスムーズに準備できるようにポイントをまとめました。
1. 美容室を開業する前に知っておきたい「業界の現状」
まず、美容室業界は全国に約25万店舗とも言われ、非常に競争が激しい分野です。
しかしその一方で、倒産率が低く、一定の需要が安定している業種でもあります。
美容師の独立・開業は夢を持って挑戦できる分野であり、地域密着で長く続けられるビジネスモデルが多いのが特徴です。
とはいえ、「資格を持っていれば誰でも開業できる」というわけではありません。
美容室を始めるには、建物の構造・衛生基準・消防・資格など、さまざまな条件をクリアする必要があります。
2. 美容室の開業には「営業許可」が必要
美容室を開業するためには、必ず「営業許可」を保健所から取得する必要があります。
この営業許可は「美容師法」に基づくもので、構造・設備・衛生面などの基準を満たしていなければ認可されません。
営業許可申請の流れ
- 店舗の図面を作成する
- 保健所に事前相談を行い、図面を確認してもらう
- 基準に適合していれば、申請書と必要書類を提出
- 保健所の現地検査を受ける
- 許可が下りれば、営業を開始できる
ポイントは、「先に工事をしてから申請する」のではなく、必ず事前に保健所に相談してから進めること。
もし保健所の基準を満たさない構造で工事を進めてしまうと、やり直しになってしまうケースもあります。
3. 店舗構造・衛生基準のポイント
美容室の営業許可には、店舗構造が基準を満たしているかが重要です。
具体的には、以下のような要件があります。
- 椅子の台数とスペースが十分であること
- お客様の待合スペースと作業スペースが明確に区切られていること
- 洗髪設備(シャンプー台)が設置されていること
- 排水設備・換気設備が衛生的であること
これらは全て、衛生管理を徹底するための重要な条件です。
「衛生的で安全にサービスが提供できる環境か?」という視点で設計しましょう。
4. 開業に必要な資格|美容師免許は必須
美容室を開業するには、もちろん「美容師免許」が必要です。
この資格がなければ、いかなる場合も美容業を営むことはできません。
さらに、スタッフが2名以上勤務する場合は、管理美容師の資格を持つ人を配置する必要があります。
管理美容師とは、美容師を監督し、衛生管理を行うための資格で、美容師として3年以上の実務経験がある人が取得できます。
なお、オーナー自身が美容師免許を持っていない場合でも、資格を持つ管理者を雇用して営業許可を取得することは可能です。
5. 建物の条件と防火管理
美容室を開設する建物によっては、防火や防災に関する手続きも必要になります。
特にテナントビルなど人の出入りが多い建物では、「防火管理者」「防災管理者」の選任が求められるケースがあります。
防火管理者が必要となる基準
- 建物全体で収容人数が30人以上の場合
- 自分の店舗の利用人数が少なくても、建物全体で基準を超える場合
「うちはお客様10人しか入らないから大丈夫」と思っていても、建物全体で見ると防火管理者が必要になるケースがあります。
この点は見落とされやすいため、事前にビル管理会社や消防署に確認しましょう。
6. 消防署への手続きも忘れずに
美容室の開業では、保健所の手続きだけでなく、消防署への届出も必要です。
主な届出は以下の通りです。
- 防火対象物工事等計画届出書
- 使用開始届出書
- 防火管理者選任届(該当する場合)
- 消防計画書
- 消防設備の設置報告
これらの手続きは建物の規模や構造によって異なります。
管轄の消防署に事前相談することで、漏れなく準備が進められます。
7. 開業スケジュールの目安
営業許可を取るまでの流れを、期間の目安付きでまとめると次のようになります。
- 約1〜2ヶ月前:店舗選定・図面作成・保健所相談
- 約10日前:開設届・必要書類を提出
- 約1週間後:保健所による現地確認
- 許可取得後:営業開始
開業をスムーズに進めるコツは、「先に専門家に相談してから動く」ことです。
後から修正や追加工事になると、時間と費用が大幅にかかってしまう場合があります。
8. よくある失敗と対策
① 保健所に相談せず工事を始めてしまう
基準を満たしていない構造で工事を進めてしまい、後から改修工事が必要になる例が非常に多いです。
最初に必ず図面を持参して、保健所に確認してもらいましょう。
② 資格の要件を満たしていない
開業時に管理美容師が不在だったり、資格証の写しを提出できず許可が遅れるケースがあります。
美容師免許・管理美容師資格は早めに確認しておくことが大切です。
③ 消防関係の届け出を忘れる
特にテナント物件の場合、消防手続きは見落としがちです。
開業前に「防火対象物工事等計画届」「使用開始届」を忘れず提出しましょう。
9. 美容室開業を成功させるためのポイント
美容室を開くときに最も大切なのは、「計画性」と「確認」です。
どんなに良い立地やデザインでも、法令を満たしていなければ営業できません。
また、開業後にトラブルを避けるためにも、消防・保健所・資格要件の三本柱を確実に押さえておきましょう。
また、補助金や融資制度を活用すれば、資金面の負担を減らして開業できます。
地域によっては「空き店舗活用補助金」や「創業支援補助金」など、美容室の開業にも使える制度があります。
こうした制度の最新情報は、専門家の無料相談で確認するのがおすすめです。
10. まとめ|事前準備と相談でスムーズな開業を
美容室開業には、夢と責任の両方があります。
そして、そのスタートを切るためには「正しい手続き」が欠かせません。
保健所や消防署の確認を怠らず、資格や構造の基準を満たしたうえで、万全の準備を整えること。
これが成功する美容室オープンの第一歩です。
弊社では、開業に関する各種サポートを行っており、専門家が無料で相談に応じています。
「美容室を開きたいけど、何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの夢の第一歩を、私たちが全力でサポートします。
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