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日本政策金融公庫の面談でよく聞かれる質問7選|元支援担当が徹底解説!
今日は「日本政策金融公庫(以下、公庫)」の面談で失敗しないためのポイントを、実際の面談同席経験を踏まえてお話しします。
創業融資を受けようと考えている方の多くが、「面談で何を聞かれるのか?」と不安を抱えています。
しかし、事前に“聞かれやすい質問”を知っておけば、準備も安心。今回は、実際に支援の現場で最も多い質問7つを取り上げ、それぞれの意図と回答のコツをお伝えします。
1. 公庫の面談は「毎回ある」わけではない
まず大前提として、公庫の面談は全員に必ず実施されるわけではありません。
実は面談があるのは、特に初回申請時など“審査の初期段階”に限られるケースが多いのです。
つまり、一度面談をクリアすれば、2回目以降は書面審査だけで済むことも少なくありません。
したがって、初回面談はまさに「最初で最後の勝負」。
ここをしっかりと乗り切ることで、その後の融資もスムーズに進みやすくなります。
それでは実際に、公庫の面談で聞かれる代表的な質問7つを見ていきましょう。
2. 質問①:創業の動機について
最も基本的で、最も重要なのが「なぜ起業したのか?」という質問です。
担当者は、あなたの「想い」や「覚悟」を確認したいのです。
この質問では、正解・不正解はありません。
「自分でやってみたい」「この業界に課題を感じた」「今までの経験を活かしたい」など、あなた自身のストーリーを誠実に話すことが大切です。
たとえば、
「前職でこういう課題を感じ、自分ならもっと良くできると思いました」
「お客様に直接価値を届けたいと思い、独立を決意しました」
といった形で、感情を込めて伝えると印象が良くなります。
3. 質問②:これまでの経歴について
次に聞かれるのが、「これまでどんな仕事をしてきたか」です。
履歴書のように淡々と説明するのではなく、創業にどうつながる経験をしてきたのかを意識して話しましょう。
たとえば、飲食業を始めるなら「前職で飲食店のマネージャーを経験し、経営の難しさと面白さを学んだ」といったように、
業界経験やスキルを交えて話すと具体性が出ます。
また、公庫の担当者は会話を通じてあなたの“人柄”を見ています。
ときには雑談交じりで「その会社、実際どうでした?」などと聞かれることもあります。
そんなときは無理に構えず、誠実に答えるだけでOKです。
4. 質問③:これからのビジネス内容について
ここでは、あなたのビジネスモデルを簡潔に説明します。
すでに創業計画書や事業計画書を提出している場合でも、担当者は“書面では分からない部分”を直接聞きたいのです。
ポイントは「短く・分かりやすく」
つい熱が入りすぎて、10分もプレゼンしてしまう方がいますが、それは逆効果。
話が長くなりすぎると、担当者は「結局どんな事業なのか分かりにくい」と感じてしまいます。
理想は3分程度。
「どんな商品(サービス)を」「どんなお客様に」「どんな方法で」提供するのかを簡潔に伝えましょう。
専門用語よりも、一般の人が理解できる言葉で説明するのがコツです。
5. 質問④:今後の見通しについて
「売上は伸びそうですか?」「利益は出そうですか?」という質問も必ず出ます。
この質問の目的は、“計画の現実性”を確認することです。
計画書の数字を丸暗記する必要はありませんが、「なぜこの数字になったのか」を説明できるようにしておくこと。
たとえば、「1日◯人の来店を想定し、単価◯円なので、月◯万円の売上です」といった根拠を添えると、信頼性が一気に高まります。
あくまで「希望」ではなく、「根拠ある見通し」を示すことがポイントです。
6. 質問⑤:取引先・仕入先について
担当者が特に注目するのが、「売り先・仕入れ先が決まっているか」です。
なぜなら、安定した取引先がある=リスクが低いと判断できるからです。
たとえば、「開業前からこの取引先と話が進んでいます」「試作品を納品した際に好評をいただき、初回受注が決まっています」と具体的に話せると良い印象を与えられます。
逆に、まだ決まっていない場合でも、「今こういう営業活動をしており、◯社と商談中です」と積極的に行動している姿勢を見せましょう。
7. 質問⑥:資金使途とその理由
ここは“突っ込まれポイント”の代表格です。
担当者は、「なぜその金額が必要なのか」を非常に細かく確認してきます。
設備資金であれば「見積書の提示」が求められることも多く、運転資金なら「どのような費用に使うのか」を明確にしておく必要があります。
特に注意すべきケース
- 広告宣伝費が大きすぎる
- 設備投資の金額が相場より高い
- 人件費の根拠が曖昧
このような場合は、「なぜ必要なのか」「どう回収するのか」を数字とセットで説明できるようにしましょう。
担当者は、あなたが“計画的にお金を使える人かどうか”を見ています。
8. 質問⑦:個人の属性について
最後に確認されるのが、あなたの個人情報や信用状況です。
「他に借入はありますか?」「貯金はどのくらいですか?」「クレジットの延滞はありませんか?」などが代表的です。
この質問に対しては、包み隠さず正直に答えることが何より大切です。
特にクレジットカードや携帯代の支払い遅延は、信用情報に記録が残るため、嘘をついても必ずわかります。
むしろ、「過去に延滞があったが、その後は改善している」など、正直に説明したほうが誠実さが伝わります。
9. まとめ|この7つを準備すれば、面談は怖くない
以上が、公庫の面談でよく聞かれる質問7つです。
- 創業の動機
- これまでの経歴
- ビジネス内容
- 今後の見通し
- 取引先・仕入先
- 資金使途と理由
- 個人の属性
これらはどの業種・業態でも共通する基本質問。
この7項目を自分の言葉で説明できるようにしておけば、どんな面談でも落ち着いて臨めます。
公庫の担当者は「敵」ではありません。
あなたの夢や計画を“上司に報告するためのサポーター”なのです。
その視点で面談に臨むと、緊張も自然と和らぐはずです。
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