
創業融資の審査では見落とされがち!「営業力」が合否を左右する理由とは?
今回は、【創業融資】審査項目にない重要なポイントについて解説していきます。
創業融資の審査項目要件は、一般的には自己資金や開業する事業の経験年数、創業計画書などが挙げられます。他には個人信用情報や人となりなど細かい部分も絡んできます。
しかしながら、どこの融資制度の要件を見ても書いていない項目があります。書いていないにも関わらず審査をするうえで重要なポイントがあります。
それは「営業力」です。
審査項目にない「営業力」がなぜ重要か?
ここで言う営業力とは、一般に認知されている「商品を売る力」に加え、審査担当者に対して「自己を売る」ことも含まれます。
起業家と審査担当者の目線の違い
必ず起こるのが起業家と審査担当者の考え方の差です。起業家は「良いサービスや製品を作りたい」と考えますが、審査担当者は「売上に繋がるのかどうか?」を重視します。
極端な話をしてしまうと、どんなに良いサービスや商品を作っても、売れる見込みがわからなければ融資はできません。
営業力として見られている3つのポイント
- 申込人が自社の商品を売る力があるのかどうか?
- 審査担当者に対して自分自身をどこまで売ることができるのか?
- 審査担当者に対して自社の商品をどこまでアピールして納得させることができるのか?
審査担当者も人間です。面接で「この人なら大丈夫」と思わせることがとても重要です。
面接が最後の決め手になることも
現実に、面談での印象が「最後の一押し」となって融資が決まることもあります。
それぐらい重要なことですが、残念ながら審査項目の記載はありません。
まとめ:営業力も大事な武器として備えておこう
営業力も大事な武器になることを覚えておくと良いでしょう。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。