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以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
M&A成功のカギは「売却理由」にあり!理由編
はじめに
M&Aを検討する際、財務諸表や事業内容、従業員、資産など様々な要素をチェックしますが、**最後に必ず押さえておきたいのが「売却理由」**です。
ズバリ申し上げます。この理由が妥当であれば安心材料になりますが、不自然であれば大きなリスクの兆しです。今回はその「理由編」にフォーカスします。
なぜ売りたいのか?
売却理由には実にさまざまなパターンがあります。
よくある妥当な理由
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社長が高齢で体力的に厳しくなった
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後継者が親族にも社内にもいない
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引退して余生を過ごしたい
こうしたケースでは、第三者に会社を譲って事業を存続させたいという前向きな背景が多く、買い手も納得しやすいです。
気をつけたい理由
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社長がまだ60歳前後と若く、健康そうなのに「疲れた」「引退したい」と言う
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売却理由が曖昧で具体性に欠ける
こうした場合、**「何か隠れた事情があるのでは?」**という疑念が生まれます。
たとえば、
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大きな借入金や財務上の問題
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契約上の不利な条件
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見えない場所でのトラブル(近隣やオーナーとの関係など)
財務諸表だけでは見抜けない部分が潜んでいる可能性もあります。
ウブロの時計に例えると…
たとえば、市場価格400万円の高級時計を「お前だけに40万円で売る」と言われたら、どう思いますか?
「なぜそんな安値で?」と疑うはずです。
M&Aでも同じで、相場感や企業価値から見て「なぜ安く譲るのか」を必ず確認すべきなのです。
売却理由の妥当性を見極めるコツ
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経営者本人と直接話す
財務書類では見えない本音を聞き出す -
第三者的視点で質問する
「もし自分が逆の立場ならどう説明するか」を考える -
数字と理由の整合性を取る
売却理由と財務状況が噛み合っているか確認する -
複数の情報源で裏付けを取る
従業員や業界関係者からもヒアリング
まとめ
M&Aの最終判断は「売却理由の納得感」が大きく左右します。
妥当な理由があれば前向きに進められますが、不自然さを感じたら必ず深掘りしましょう。
売却理由は数字以上に企業の未来を映し出す鏡です。
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