
起業準備にはどのくらいの期間かければいいの?
〜焦らず、でもダラダラしすぎず。あなたに合った準備スケジュールとは〜
「いつ起業すればいいのか…」
「何をどの順番でやればいいのか…」
起業前のご相談で最も多い声のひとつが、まさにこの「準備期間」に関するお悩みです。ズバリ申し上げますと、起業準備には6〜9ヶ月を目安に進めると、多くの方にとってちょうど良いペースになることが多いです。
ただし!ここで注意すべきは、「準備期間に正解はない」ということ。あなたの目指す事業の形、状況、資金力などによって“最適な長さ”は変わります。
この記事では、準備期間の考え方と、ステップごとのポイントを、わかりやすく整理していきますね。
平均的な準備期間の目安
多くの起業希望者の方が、準備にかける期間は半年〜9ヶ月程度が中心です。特に個人事業主や小規模スタートであれば、事業アイデアの検討から形にするまで、そのくらいが無理なく取り組める現実的なスパンといえるでしょう。
ただし、これはあくまで“目安”。
たとえば…
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すでに副業で経験を積んでいる方
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顧客や取引先が見込めている方
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オンラインやデジタル中心の事業を始める方
こういったケースでは、3ヶ月以内でスタート可能なこともあります。
一方で、
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実店舗を構える場合
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許認可や設備が必要な業種
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創業融資や補助金を活用したい場合
などは、1年近くかけて計画的に準備する方が安心です。
特に物件探しが絡む場合は入念な準備が必要です。
準備のステップとスケジュール例
準備期間を有意義に使うためには、「何を、いつまでにやるのか?」を明確にしておくことがポイントです。
以下のような段取りをイメージしてみましょう。
▼ 起業6ヶ月前~4ヶ月前
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自分の強みや情熱を棚卸し
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市場調査や競合分析
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ターゲットの明確化
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収支のシミュレーション作成
▼ 起業3ヶ月前~2ヶ月前
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事業計画書の作成
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資金調達の検討(創業融資・補助金など)
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商品・サービスの開発
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集客導線の設計(HP、SNS、チラシなど)
▼ 起業1ヶ月前~当日
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屋号決定や開業届の準備
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必要機器・備品の調達
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開業日や告知準備
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顧客や支援者へのお知らせ
もちろん、すべてを完璧に整えてからスタートしなければならないわけではありません。大切なのは「最低限の準備を整えて、走りながら改善する」という姿勢です。
準備期間を長く取りすぎるとどうなる?
「準備期間は長ければ安心」と思われる方もいらっしゃいますが、あまりにダラダラと長引くと次のようなリスクがあります。
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モチベーションが下がってしまう
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情報収集ばかりで行動できなくなる
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チャンスを逃してしまう可能性
大切なのは「走り出す期限を決める」こと。たとえば「半年後に開業」と決めたら、そこから逆算して行動をスケジューリングすることで、行動力が格段に上がりますよ。
逆に、準備期間が短すぎると…
「思い立ったら即スタート!」という勢いも大切ですが、あまりに準備不足のまま始めると…
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資金調達が間に合わない
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お客様が集まらない
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会社設立・税務手続きなどでミスする
など、長く続ける上での大きなつまずきになりかねません。
特に事業計画と資金計画を甘く見てしまうと、「始めたのに、すぐに行き詰まってしまった…」という結果になりがちです。
自分に合った準備期間を見つけるポイント
最後に、あなた自身にとって“ちょうどよい”準備期間を見つけるためのヒントを5つご紹介します。
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事業の種類を整理する
サービス型?物販?店舗?オンライン?それぞれで必要な準備は異なります。特に店舗を構える場合、要注意です。 -
自分の経験値を見直す
経験者なら短期間でもOK。未経験ならじっくり準備がおすすめ。 -
家計や生活資金の状況を見る
生活費に余裕がないなら、資金繰りを優先して計画を立てましょう。 -
支援者や相談相手の有無を確認
一人で抱えず、なんでも相談できる専門家がいれば、より早く進めやすくなります。 -
「開業日」を決めて逆算する
これが一番の行動スイッチになります。日付が決まると、気持ちが引き締まります。
まとめ:焦らず、でも足踏みしすぎずに進もう!
起業準備の期間は、人それぞれ違って当然です。
ただ、「自分の現状に合ったスケジュール感で、地に足をつけて準備を進めること」が、成功への近道であることは間違いありません。
あなただけのペースで、一歩ずつ起業の夢をカタチにしていきましょう!
応援していますよ。お気軽にご相談くださいね。
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無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。