
店舗物件探し、何件くらい見ればいいの?
~理想の立地を逃さないための“目安と考え方”をご一緒に整理しましょう~
「店舗を開きたいけど、どれくらい物件を見ればいいのか分からない…」
「理想の物件に出会えるか不安で、なかなか踏み出せない…」
そんなご相談をよくいただきます。「探せば探すほど迷う」のは、誰にもある自然な反応です。だからこそ、“どのくらいの件数から選ぶのがちょうどいいのか”という目安を持っておくと、気持ちも整理しやすくなるんですね。
今回は、店舗物件探しの「件数の目安」と、実際に探す際に役立つステップや実務的なヒントをしっかりご紹介します!
一般的な物件の検討数の目安は?
実務的な感覚として、店舗物件を探す際に「比較の対象として最低限押さえておきたい件数」は、10~20件程度が現時点での目安となります。
理由は以下の通りです:
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比較が容易になる:5件ではあまりにも選択肢が少ない、30件以上は情報過多になりがちです
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価格帯/立地/広さ/状態などを横比較しやすい:最低でも様々なマトリクスで比較しやすくなるラインが10件前後
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見る目が養われる:多く見ることで“何が自分にとって重要か”の精度が上がります
まさに、「情報収集と比較のバランスが取れた件数」と言えますね。
物件を絞るプロセスを整理してみよう
Step1: 希望条件の整理(3~5件に大幅絞り込み可能)
まずは、あなたにとっての“絶対条件”を明文化しておきましょう:
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希望エリア
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予算(家賃+初期費用)
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広さや形状、設備
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物件の用途に合った条件(軽・重飲食可、看板OK、動線良しなど)
そしてまずは不動産業者の物件サイトや資料で、30件程度をざっとチェックして、まずは3〜5件に絞り込む段階へ進むのがおすすめです。
Step2: 現地見学&比較(10~15件を候補に)
絞り込んだ物件を現地で見学しながら、条件とのマッチ度だけでなく街の雰囲気や導線も含めて評価します。「ここが思っていたより良い」「これは思っていたより使い勝手が悪い」など、生の感覚を積み重ねることで10〜15件が自然に比較対象になっていきます。
Step3: 最終絞り込み(3〜4件)
現地見学して気になる物件はたいてい絞れてきます。最終的には2〜4件程度まで落として、条件優先順位やシミュレーションで比較すれば、自信を持って選択できます。
件数にばかり気をとられない工夫も大切
物件件数を確保する一方で、以下のようなポイントにも注意を向けると、より効率よく探せます。
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見ない物件こそ要チェック:写真や情報だけでは見抜けないポイントもあり、現地では意外な魅力に気づくことも。
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ランニングコストも忘れずに:家賃だけでなく共益費、水道光熱費など、トータル見たコスト感を比較。
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期間や初期負担に柔軟性を求める:保証金・礼金・契約期間など、柔軟に応じてくれる物件は精神的にも安心。
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不動産会社自身の情報量や営業担当者の対応感も物件選びの材料に:親身な対応かどうかは長く付き合う上でとても大切です。
まとめ:「10〜20件をしっかり比較して、自分の目を磨こう」
10件以下だと選択肢が少ないかもしれませんし、20件以上になると逆に情報に溺れてしまいがち。10~20件を目安に比較していくことで、自分の望みをクリアにしながら進むことができます。
焦らず、でも情報収集は大胆に。あなたの直感に合った、一生モノの店舗との出会いがあることを願っています。不動産会社のご紹介も可能です。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。