
ドラッカーの「イノベーションの7つの種」を使った起業アイデア誕生の実例【前編】
こんにちは!
いつもありがとうございます。
V-Spiritsグループ代表、
爆アゲ税理士の中野です。
今回は、起業や新規事業を考えている方にぜひ知っていただきたい、
ドラッカーの「イノベーションの7つの種」をテーマに、
私自身の起業体験を具体例としてお話しします。
「アイデアはセンスや才能がないと生まれない」
そう思っている方も多いかもしれません。
しかし実際には、
アイデアは理論と視点を知ることで、再現性をもって生み出せる
というのが、これまで数多くの起業家を見てきた私の実感です。
昨日の復習|イノベーションの7つの種とは?
起業や新規事業を考えるとき、
「何か画期的なアイデアを思いつかなければならない」
と肩に力が入ってしまう方は少なくありません。
ですが、経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッカーは、
イノベーションは偶然や天才のひらめきだけで生まれるものではなく、
一定のパターンや源泉があると整理しました。
それが「イノベーションの7つの種」です。
この考え方を知っているだけで、
世の中の出来事や身近な違和感が、
起業アイデアのヒントに変わるようになります。
イノベーションの7つの種一覧
- ① 予期せぬもの
- ② ギャップ
- ③ ニーズ
- ④ 産業構造の変化
- ⑤ 人口構造の変化
- ⑥ 意識の変化
- ⑦ 発明・発見
これらは単独で存在する場合もあれば、
複数が重なり合って一つのビジネスになることもあります。
重要なのは、
「今、どの種が社会で芽を出しているのか」
を観察する視点を持つことです。
実例で見る私の起業「まるごと起業支援(R)」
ここからは、
私自身が立ち上げた「まるごと起業支援(R)」を題材に、
どのようにイノベーションの種が関係していたのかを振り返ります。
当時は、もちろんドラッカーの理論を意識して
一つひとつ整理していたわけではありません。
しかし、後から振り返ってみると、
理論通りのプロセスを自然に踏んでいたことが分かります。
この「後付けで理論に当てはまる」というのは、
多くの成功事例に共通する特徴でもあります。
起業のきっかけは「マネーの虎」
私が起業を決断したのは2005年、
そして実際に起業したのが2007年です。
当時、強く印象に残っていたのが、
テレビ番組「マネーの虎」でした。
起業家が投資家の前で事業プランをプレゼンし、
出資を勝ち取るかどうかが決まるという番組構成は、
それまでの日本のテレビでは非常に珍しいものでした。
そして何より、
その番組がゴールデンタイムに進出し、高視聴率を取っていた
という事実が、私の中で強い引っかかりとして残りました。
テレビ番組から得た気づき
「マネーの虎」を見ながら、
私は次のような直感を覚えました。
「起業をテーマにした番組が、ここまで多くの人に支持されるということは、
日本社会全体が“起業”に関心を持ち始めているのではないか?」
これは単なるテレビ番組の流行ではなく、
社会全体の空気が変わり始めているサインだと感じたのです。
そこで私は、
「これから起業する人が増えるなら、その人たちを支援する仕事が必要になる」
と考えました。
そして、税理士・司法書士・社労士・行政書士など、
バラバラだった起業支援を一つにまとめた
「起業コンサルタント(R)」という職業、
そして「まるごと起業支援(R)」というサービス構想に至ったのです。
どの「種」が関係していたのか
この起業アイデアには、
複数のイノベーションの種が同時に関係していました。
① 予期せぬもの
起業をテーマにした番組が、
これほど多くの視聴者を集めるとは、
当時としては予期せぬ出来事でした。
この「予期せぬ人気」こそが、
最初のひらめきにつながっています。
④ 産業構造の変化
終身雇用や年功序列が揺らぎ、
個人がキャリアを自分で選択する時代へと、
社会構造が変わり始めていました。
起業支援という分野そのものが、
これから拡大していく産業だと感じたのです。
⑥ 意識の変化
「会社に依存せず、自分の力で生きていきたい」
「挑戦してみたい」
そう考える人が増え始めていることを、
肌感覚として強く感じていました。
これらの種が重なり合い、
一つの起業アイデアとして結実しました。
よくある質問(FAQ)
Q. イノベーションの7つの種は初心者でも使えますか?
A. はい。むしろ起業初心者ほど、視点整理のために有効です。
Q. 種は必ず複数重なっていないとダメですか?
A. 一つでも成り立ちますが、複数重なるほどビジネスは強くなります。
Q. 前編ではどこが一番重要ですか?
A. 「社会の変化をどう読み取るか」という視点です。
【後編につづく】
次回の【後編】では、
この構想がどのようにビジネスとして具体化され、
どのような試行錯誤を経て成長していったのかをお話しします。
ドラッカーの理論が、
実際の経営の現場でどう生きるのかを、
よりリアルにお伝えしますので、ぜひご覧ください。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























