
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
「主婦の味方アプリ」で起業! 創業融資面談で問われた“リアルな視点”とは?
創業計画書の世界が、現実の審査の場に
創業の夢をカタチにする第一歩――それが「創業融資の面談」です。今回は、主婦層向けに「安い買い物情報をスマホひとつで探せるアプリ」を構想する若手起業家の面談に密着。アプリ開発を軸にしたITビジネス、その夢を資金面で支えるには、現実的な視点が不可欠です。
動画では、創業計画書に基づいて進められる面談の一部始終が、臨場感たっぷりに記録されています。
「そのアプリ、本当に主婦に使ってもらえるの?」
ズバリ、最初に聞かれたのはビジネスモデルの「核」。
「主婦の方がスマホ1台で簡単に安いものを探せるアプリをつくりたい」――この構想自体は明快です。収益源はアプリ内の広告掲載料と、スーパーからの掲載フィー。
しかし、ここで鋭い指摘が。
「すでに似たようなアプリ、あるんじゃないですか?」
そうなんです。マーケットには「トクバイ」や「チラシル」など、チラシ系アプリが既に存在します。起業家は、「特売商品だけでなく、日用品も含めた価格比較ができるアプリにしたい」と差別化を説明。ただし、「まだ差別化の“言語化”が弱いかな…」と、面談官の目は鋭く光ります。
「スーパーにとって、本当に“広告費の代替”になるのか?」
販売先の想定は「スーパー」。しかし、そのスーパーにとっての“導入メリット”が曖昧だと、ビジネスモデル全体が揺らぎます。
「折込チラシよりも安く、効率的に訴求できる」――というアイデアはあるものの、それをどう実現するか、どう伝えるか。ここがカギです。
起業支援の現場でも、「取引先側の“視点”で話せているかどうか」は大きな審査ポイント。自社の強みではなく、相手のメリットにどうつながるか――この視点の転換が必要です。
「人を雇うのに、そのスキル確認できていますか?」
さらに問われたのは、開発体制。
「従業員1名を雇って開発する予定」と回答しますが、ここでもチェックが入ります。「その人のスキルは?」「開発経験は?」――実は、まだ決まっていないとのこと。
起業初期で外注や雇用を計画する場合、その“見込み”が実現性の高いものであるか、審査側は慎重に見ています。
「売上、どうやって立てていきますか?」
次の山場は「売上見通し」。
「広告掲載やデータベース連携による収益で、75万円程度を想定」という数字に対して、「その金額、どうやって根拠を示す?」という問いが投げかけられます。
広告ビジネスは、PV数やDL数など“数字の根拠”が不可欠。アプリが完成すれば自動的に売上が生まれる、というわけではありません。
「プロモーションコストは?」「継続的な開発は?」「データベース管理費用は?」――一つひとつが“想定外の出費”となる可能性があります。
「お金の使い方、ちゃんと管理できてますか?」
審査で必ず確認されるのが、自己資金と生活費。
通帳の提出に加え、「毎月の生活費は?」「家賃の滞納はないか?」といった点もチェックされます。ここでは「生活費は月20万円」「家賃は一度遅延があったが、その後すぐ対応」と正直に回答。
自己資金の形成も、振込実績などから誠実に準備されてきた様子が確認でき、ここは高評価につながる部分です。
「アプリはいつ完成?その開発費、含めてますか?」
最後の問いかけは、開発スケジュールとコスト。
「まだ完成時期は決めていない」という回答に、「その点がはっきりしないと、売上の確保も不透明」と面談官のコメントが入りました。
資金計画と並んで、開発スケジュールと機能の具体化も、事業成功のカギ。ここが曖昧なままだと、創業融資の可否にも影響することがあります。
まとめ:審査官は「未来の成功」を探している
この面談でわかるのは、金融機関は「夢を応援したい」と同時に、「現実的な見通しを求めている」ということ。
審査官は、あなたの話す言葉から、「その事業、本当に回るのか?」という“未来のストーリー”を読み解いています。
ズバリ言います。
面談は“試験”ではありません。“共に考える場”です。
うまくいかない部分があっても構いません。大事なのは、「誠実な準備」「具体的な説明」「相手の視点に立ったプランニング」です。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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