税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです

コラム

創業融資の面談って何するの?日本政策金融公庫の融資面談を元支店長が完全再現partⅢ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

「主婦の味方アプリ」で起業! 創業融資面談で問われた“リアルな視点”とは?

創業計画書の世界が、現実の審査の場に

創業の夢をカタチにする第一歩――それが「創業融資の面談」です。今回は、主婦層向けに「安い買い物情報をスマホひとつで探せるアプリ」を構想する若手起業家の面談に密着。アプリ開発を軸にしたITビジネス、その夢を資金面で支えるには、現実的な視点が不可欠です。

動画では、創業計画書に基づいて進められる面談の一部始終が、臨場感たっぷりに記録されています。


「そのアプリ、本当に主婦に使ってもらえるの?」

ズバリ、最初に聞かれたのはビジネスモデルの「核」。

「主婦の方がスマホ1台で簡単に安いものを探せるアプリをつくりたい」――この構想自体は明快です。収益源はアプリ内の広告掲載料と、スーパーからの掲載フィー。

しかし、ここで鋭い指摘が。

「すでに似たようなアプリ、あるんじゃないですか?」

そうなんです。マーケットには「トクバイ」や「チラシル」など、チラシ系アプリが既に存在します。起業家は、「特売商品だけでなく、日用品も含めた価格比較ができるアプリにしたい」と差別化を説明。ただし、「まだ差別化の“言語化”が弱いかな…」と、面談官の目は鋭く光ります。


「スーパーにとって、本当に“広告費の代替”になるのか?」

販売先の想定は「スーパー」。しかし、そのスーパーにとっての“導入メリット”が曖昧だと、ビジネスモデル全体が揺らぎます。

「折込チラシよりも安く、効率的に訴求できる」――というアイデアはあるものの、それをどう実現するか、どう伝えるか。ここがカギです。

起業支援の現場でも、「取引先側の“視点”で話せているかどうか」は大きな審査ポイント。自社の強みではなく、相手のメリットにどうつながるか――この視点の転換が必要です。


「人を雇うのに、そのスキル確認できていますか?」

さらに問われたのは、開発体制。

「従業員1名を雇って開発する予定」と回答しますが、ここでもチェックが入ります。「その人のスキルは?」「開発経験は?」――実は、まだ決まっていないとのこと。

起業初期で外注や雇用を計画する場合、その“見込み”が実現性の高いものであるか、審査側は慎重に見ています。


「売上、どうやって立てていきますか?」

次の山場は「売上見通し」。

「広告掲載やデータベース連携による収益で、75万円程度を想定」という数字に対して、「その金額、どうやって根拠を示す?」という問いが投げかけられます。

広告ビジネスは、PV数やDL数など“数字の根拠”が不可欠。アプリが完成すれば自動的に売上が生まれる、というわけではありません。

「プロモーションコストは?」「継続的な開発は?」「データベース管理費用は?」――一つひとつが“想定外の出費”となる可能性があります。


「お金の使い方、ちゃんと管理できてますか?」

審査で必ず確認されるのが、自己資金と生活費。

通帳の提出に加え、「毎月の生活費は?」「家賃の滞納はないか?」といった点もチェックされます。ここでは「生活費は月20万円」「家賃は一度遅延があったが、その後すぐ対応」と正直に回答。

自己資金の形成も、振込実績などから誠実に準備されてきた様子が確認でき、ここは高評価につながる部分です。


「アプリはいつ完成?その開発費、含めてますか?」

最後の問いかけは、開発スケジュールとコスト。

「まだ完成時期は決めていない」という回答に、「その点がはっきりしないと、売上の確保も不透明」と面談官のコメントが入りました。

資金計画と並んで、開発スケジュールと機能の具体化も、事業成功のカギ。ここが曖昧なままだと、創業融資の可否にも影響することがあります。


まとめ:審査官は「未来の成功」を探している

この面談でわかるのは、金融機関は「夢を応援したい」と同時に、「現実的な見通しを求めている」ということ。

審査官は、あなたの話す言葉から、「その事業、本当に回るのか?」という“未来のストーリー”を読み解いています。

ズバリ言います。

面談は“試験”ではありません。“共に考える場”です。

うまくいかない部分があっても構いません。大事なのは、「誠実な準備」「具体的な説明」「相手の視点に立ったプランニング」です。

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

お問い合わせ

関連記事

爆アゲ税理士の起業経営チャンネル

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
インボイス・電子帳簿保存法 Q&A
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
V-Spiritsグループ Instagram
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX